概要
『
真・女神転生IV FINAL』は
2016年2月10日にアトラスから発売されたNintendo 3DS向けのロールプレイングゲームです。この作品は2013年にリリースされた『
真・女神転生IV』の世界観を基にしており、前作の最後から続く物語が描かれています。
「FINAL」というタイトルは、シリーズの第4作の集大成を意味しており、前作のフィードバックを受けた新たなバランス調整やシステムが導入されています。新しい悪魔が数多く追加され、前作に登場した悪魔も新たにデザインされています。また、前作のセーブデータを引き継ぐことで、一部のボーナスが得られる特典もあります。
ストーリー
物語は25年前、「神の御業戦争」による地球の崩壊から始まります。東京を守るマサカド公が自己犠牲によって東京を守ったものの、他の都市は消滅しました。生き残った東京の人々は、時間の歪みと悪魔の出現によって危険な状況に置かれていました。
25年後、東のミカド国から降りてきた主人公フリンは、東京に混乱をもたらす悪魔たちや教団と対峙します。同時に、悪魔王ルシファーと大天使メルカバーも現れ、最終的な戦争が勃発しようとしています。物語の重要な要素として、主人公の仲間たちや様々な悪魔が鍵を握ります。
ゲームシステム
ゲームプレイは前作に基づきつつも、数多くの改善点や新要素が盛り込まれています。特筆すべきは以下のポイントです。
仲魔の適性
各悪魔に得意なスキルと不得意なスキルが設定され、戦略性が高まっています。この新要素により、悪魔たちの個性がさらに豊かになりました。
ヒスイの守刀
物語の初めに与えられる特殊な刀で、死者のみが使用可能です。この刀によって特殊な霊的オブジェクトを破壊し、アイテムを入手することができますが、主人公の行動によって霊力が消耗するため、注意が必要です。
トラップホール(捕縛)
主人公が特定の場所で罠にかかり、脱出するために武器を振る必要があります。捕縛中は敵が襲ってこないため、緊張感が持続します。
パートナーシステム
仲間キャラクターにはレベルシステムが導入され、パートナーの設定も自由に行えるようになりました。戦闘中に特別なアシストアタックを発動させることが可能になり、戦略をより深く練ることができます。
チャレンジクエスト
前作では進行によって受注できないクエストがあったものの、本作ではクエストの進行が柔軟になり、プレイヤーに挑戦する機会が増えました。
結論
『
真・女神転生IV FINAL』は、従来の『真・女神転生』シリーズを踏襲しながらも、新たな要素を追加し、物語やキャラクターの魅力を一層引き立てた作品です。深い物語や戦略性の高いバトルが楽しめる本ゲームは、ファンだけでなく新規プレイヤーにとっても魅力的な体験を提供することでしょう。