真光寺 (徳島県つるぎ町)

真光寺について

真光寺（しんこうじ）は、徳島県美馬郡つるぎ町に位置する真言宗御室派の寺院です。{
本尊は阿弥陀如来で、阿波西国三十三観音霊場の第7番札所であり、端四国八十八カ所霊場の第6番札所でもあります。

歴史

真光寺の創建時期は不明ですが、1657年（明暦3年）には火災に見舞われ、多くの建物が焼失してしまいました。その後、1679年（延宝7年）に再興され、現在に至るまで信仰を集めてきました。

十六地蔵

境内の東北部には「十六地蔵」があり、これは児童の慰霊と世界平和を祈るために祀られています。この地蔵は、1945年（昭和20年）1月29日に発生した火災により本堂が焼失し、多くの児童が犠牲となった出来事に由来しています。この火災は、南恩加島小学校の3、4年生が本堂にいた際に起こり、29人中16人の児童が命を落としました。この悲劇を題材にした著書『十六地蔵物語 戦争で犠牲になった子供たち』（著：原田一美）があり、教育的意義を持つ作品とされています。

アクセス

真光寺へは、JR徳島線の「貞光駅」から徒歩で約10分の距離にあります。自然に囲まれたこの寺院は、訪れる者に静かな時間を提供しています。

備考

真光寺は、端四国八十八箇所霊場の一部として、仏像御堂群が文化財に登録されており、その価値は高く評価されています。このような重要な文化財は地域の歴史や信仰の深さを理解するための貴重な資源となっています。

脚注

真光寺に関する情報は、様々な資料や文献から知ることができます。特に、端四国八十八ヶ所ミニガイドブックや貞光町史などが、その詳細を記しています。

参考文献

• - 端四国八十八ヶ所ミニガイドブック（つるぎ町商工会女性部）
• - 貞光町史（1965年、貞光町）
• - 徳島新聞（2016年1月30日）

関連文献

• - 徳島県警察史（1965年）
• - 三加茂町史復刻版（2006年）

関連項目

• - 大阪市立南恩加島小学校
• - つるぎ町立貞光小学校

もう一度検索