真夜中のハーリー&レイス

真夜中のハーリー＆レイス

『真夜中のハーリー＆レイス』は、2010年4月6日以来、アール・エフ・ラジオ日本で放送されているプロレストーク番組です。この番組は、毎週日曜日の夜に放送され、麻布台スタジオから様々な分野のゲストを招待しています。番組の特色は、マット界の権威であるNWAのベルトを模した段ボール製のベルトを懸けて、軽妙なトークが繰り広げられることです。

番組名は、かつての名レスラー「美獣」ハーリー・レイスに由来し、彼の顔写真もウェブサイトなどで見ることができます。レイス本人も2014年1月の放送に出演しており、そこから見てもファンの心を大事にしている番組であることが感じられます。さらに、番組名に従い、推奨ハッシュタグは「#美獣」とされています。

日本テレビの傘下として、プロレス関連の中継権を持っていた全日本プロレス番組はありませんでしたが、本番組はラジオ日本での初のプロレス関連番組と考えられています。以前は、清野茂樹さんと赤井沙希さんがパーソナリティを務める『ラジオ新日本プロレス』が放送されていたこともありますが、こちらは別の番組です。

放送時間は変遷を経て、2016年から午前2時に繰り上がり、その後、2017年からは毎週日曜の夜11時からの放送になりました。2020年10月からは、毎週日曜の夜9時30分から10時の時間帯に戻り、現在も放送を続けています。放送時刻が短縮される中でも、ゲストトークの「延長戦」がポッドキャストで独自に配信されており、番組の魅力を探求し続けています。

この番組にはユニークな構成があり、番組が始まるとまず格闘技関連のニュースを3本紹介し、MCの清野茂樹さんがコメントをいたします。次に、ゲストが待機しているドレッシングルームの様子を実況しながら、ゲストが選んだ入場曲とともにスタジオに登場します。トークが進む中で、時間が迫ると突然のゴング音が響き、「時間切れドロー」となり、エンディングに繋がります。このスタイルは、プロレスの試合のような臨場感を持っています。

ゲストにはプロレスラーだけでなく、プロレスに関心のある著名人や音楽関係者など、ジャンルを超えた多彩な人物が登場します。清野さん自身もこの番組の方針について、自分が思うプロレスの姿を見せることが大切だと述べています。出演依頼は全て清野さん自身が行っていて、プロレスのファンに向けに様々な視点を提供しています。

番組が進行する中で、視聴者との距離を縮める取り組みもあり、例えば、清野さんが自らのトークの中で勝利条件を示唆した事例もありました。このように、フレンドリーで参加型の雰囲気が漂う番組です。

このプログラムはプロレスを愛する人々に向けて、多彩な視点とエンターテインメントを提供し続けています。

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