清野茂樹

清野茂樹 - 日本の実況アナウンサー

清野茂樹（きよの しげき、生年：1973年8月6日）は、日本で活躍するフリーアナウンサーで、プロレスや総合格闘技の実況に特化したキャリアを持っています。彼のユニークなスタイルと豊富な知識は、多くのファンから支持されており、幅広いジャンルの番組での実況を手掛けています。

来歴とキャリアの始まり

兵庫県神戸市で生まれた清野は、青山学院大学を卒業後の1996年に広島エフエム放送（HFM）に入社しました。そこで初めてプロレスへの情熱を形にする機会を得ました。特に古舘伊知郎の実況スタイルに影響を受け、当時の彼のあだ名は「シゲ」「シゲッツ」でした。

彼は1998年に放送した『プロレスワンダーランド』で、日本民間放送連盟賞の優秀賞を獲得しました。この成功を経て、2003年には新日本プロレスのFM実況を行い、2005年に広島を離れ、東京に移籍。フリーアナウンサーとしての新たなキャリアを始めることになります。

格闘技実況での突出した存在

清野は、2006年からFIGHTING TV サムライで新日本プロレスの実況を開始し、その後DEEPやパンクラスなど、さまざまな団体の実況を担当しました。特に、2013年からFOXスポーツ&エンターテイメントで始まったUFCの生中継や2015年のWWE日本公演の実況は、彼の持ち味をさらに際立たせました。メジャーな3団体の実況に携わった初のアナウンサーとして名を馳せた彼は、数多くの格闘技イベントで実況を務める中で、日本一実況を行うアナウンサーとも称されています。

特異な実況スタイルと著書

清野は、実況アナとしての役割に加え、音楽や格闘技の入場テーマに対する深い理解も野心的に探求しています。2006年には格闘技の入場テーマ曲を収録したコンピレーションCDを制作し、2009年にはNHK-FMでの特別番組の楽曲監修も手がけるなど、多方面で活躍しています。著書『1000のプロレスレコードを持つ男』では、自身の知識やコレクションをまとめています。

バラエティ番組とトークショーでの活動

フリーアナウンサーとしても、多くのバラエティ番組に出演しています。特にTBSテレビ『水曜日のダウンタウン』での実況については、人気企画に出演する姿が多く見られます。こうした活動と平行して、トーク番組『真夜中のハーリー&レイス』のパーソナリティとしても知られ、リスナーとの対話を大切にしています。

清野はまた、「実況芸」を提案し、実況を演芸の一環として表現する新たな試みも行っています。このスタイルは、彼の実況の中にユーモアやエンターテイメント性を取り入れるものとなっており、注目を集めています。

影響力と社交活動

清野はプロレスに対する情熱を広げ、「もえプロ♡」という女子向けのプロレスガイドブックを共同で出版するなど、女性ファンを意識した活動にも力を入れています。また、彼の独特な記憶力も話題を呼び、試合や事件の詳細を365日記憶している特技を持ち、それをももいろクローバーZの前で披露したこともあります。

結論

清野茂樹は、その知識、情熱、そして個性的な実況スタイルで日本の格闘技界に多大な影響を与え続けているアナウンサーです。今後も彼の活動から目が離せません。

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