真砂勝美

概要

眞砂 勝美（まさご かつみ、旧名：真砂 勝美）は、日本の元男性俳優、声優であり、現在はカイロプラクティックの専門家として活動しています。東京都出身で、11月28日生まれ、血液型はA型。かつては声優事務所カメレオンハウスに所属していましたが、現在は「カイロプラクティック1010（せんじゅ）」の代表を務めています。

俳優・声優としての活動

1980年代後半から2000年代初頭にかけて、真砂勝美は声優として幅広い分野で活躍しました。テレビアニメでは、1989年の『らんま1/2|らんま1_2』で声優デビュー。その後、『楽しいムーミン一家 冒険日記』や『クッキングパパ』、『人魚姫 マリーナの冒険』など、多くの作品に出演しました。特に1990年代後半には多数のアニメに関わり、『天空のエスカフローネ』、『深海伝説MEREMANOID』、『HARELUYA II BØY』、『サイレントメビウス』、『影技 SHADOW SKILL』など、多様な世界観の作品で存在感を示しました。1999年には人気作品『仙界伝 封神演義』や『パワーストーン』に出演し、2001年の『シスター・プリンセス』まで、コンスタントに活動を続けました。

アニメにおける彼の役柄は、村人や兵士、店主、強盗、船頭、果ては獣や異形の存在まで多岐にわたります。メインキャラクターを演じる機会は少なかったものの、作品世界を構成する上で不可欠な脇役やゲストキャラクターを多数担当し、その確かな演技力で物語を支えました。

アニメ以外にも、OVA作品として『機動警察パトレイバー 後期OVAシリーズ』、『デビルマン妖鳥死麗濡編』、『めぞん一刻 番外編 一刻島ナンパ始末記』、『有閑倶楽部2 -香港より愛をこめて-』に参加。デジタルアニメ『汝子校戰艦シンフォニア』への出演経験もあります。ゲーム作品でも活躍し、『アルナムの翼 焼塵の空の彼方へ』、『悠久幻想曲』シリーズ、『真・魔装機神 PANZER WARFARE』などでキャラクターに声を吹き込みました。

また、俳優としては声の出演に留まらず、海外アニメ『長くつ下のピッピ』の日本語吹き替えや、特撮ドラマ『不思議少女ナイルなトトメス』への顔出し出演も果たしています。2000年には舞台『童Ri夢2000』に出演するなど、様々な表現媒体で活動を展開。さらに、CDドラマ『千葉繁のスパイラルワールド』では桑原義一郎役を務めるなど、そのキャリアは多岐にわたります。

多様な職務経験

真砂勝美のユニークな点は、俳優・声優業に加え、非常に多様な職務を経験していることです。過去にはホテルマンとして接客業に従事したり、建築現場で軽天工として働いたり、また介護ヘルパーとして高齢者や障害を持つ人々のケアに携わったりしました。これらの異業種での経験は、社会の様々な側面や人々の生活に触れる機会を与え、人間理解を深める上で大きな財産となったことでしょう。これらの経験が、後のカイロプラクティック専門家としての活動にどのように繋がったのか、その関連性は彼のキャリアパスを読み解く上で興味深い点です。

カイロプラクティック専門家への転身

俳優・声優としての活動期間を経て、真砂勝美は人々の身体の健康をサポートするカイロプラクティックの道へと大きく舵を切りました。この分野で確かな知識と技術を身につけるため、専門的な教育機関で学びを深めました。2008年に日本カイロプラクティックドクター専門学院を卒業し、基礎から応用まで体系的に習得。さらに、より高度な手技や理論を学ぶため、複数の専門セミナーにも積極的に参加しています。具体的には、2007年にはバイオフィジックスセミナーとAKテクニックセミナー、2008年にはアクチベーター・アドバンスセミナー、そして2009年にはブロックテクニックセミナーを修了しており、専門家として継続的に研鑽を積んできたことが伺えます。

現在の活動

現在は、東京都内で「カイロプラクティック1010（せんじゅ）」の代表として、施術を通じて多くのクライアントの健康維持・改善に貢献しています。これまでの俳優としての経験で培われた洞察力や表現力、異業種での多様な経験で得られた人間理解、そしてカイロプラクティックの専門教育で修得した知識と技術。これら全てが融合され、現在の施術活動に活かされていることでしょう。表現の世界から治療の世界へという異色のキャリアは、常に学びと挑戦を続ける彼の人生哲学を表しているのかもしれません。眞砂勝美は、その多角的な経験と現在の専門職を通じて、社会に貢献し続けている人物です。

もう一度検索