真風涼帆

真風 涼帆

真風涼帆（まかぜ すずほ）は、1986年7月18日生まれの日本の女優であり、元宝塚歌劇団宙組のトップスターです。熊本県出身で、県立大津高等学校を卒業後、2004年に宝塚音楽学校に入学しました。2006年には92期生として宝塚歌劇団に入団し、宙組公演「NEVER SAY GOODBYE」で初舞台を踏みました。彼女の初舞台からの活躍は目を見張るもので、多くのファンに愛されてきました。

幼少期と受験

真風は踊ることが好きで、母親が運営するダンス教室で成長しました。弟の面倒を見ながら、小学校時代にはピアノ、習字、そろばんを習い、努力家として知られていました。その後、中学校では卓球部に入部し、中学3年生の時に初めて宝塚に出会います。この時、彼女は全国ツアー公演を観劇し、宝塚音楽学校への入学を夢見るようになりました。しかし、最初の受験では不合格となり、受験準備の重要性を実感しました。その後、声楽やバレエを学び、高校2年生で挑んだ受験で見事合格を果たしました。

宝塚歌劇団での軌跡

宝塚に入団後、真風はその存在感と魅力で注目を集めます。下級生時代からそのノーブルな立ち姿や演技力で多くのファンを虜にし、2009年には新人公演に初主演。この後、2011年にはバウホール公演で初主演を果たしました。

2015年には宙組に組替えされ、新たな役割として2番手となります。そして2017年11月には宙組の8代目トップスターに就任し、相手役として星風まどかを迎えました。2021年には新たな相手役として潤花を迎え、「シャーロック・ホームズ／Délicieux!」でのトップコンビ大劇場お披露目も行われました。

2023年6月には「カジノ・ロワイヤル」の東京公演千秋楽をもって宝塚歌劇団を退団しました。その間、トップ在任期間は5年7ヶ月におよび、これは平成以降の記録の中でも上位に位置しています。

現在の活動

退団後は舞台やコンサートに出演し、その活動の幅を広げています。2023年には『LUPIN〜カリオストロ伯爵夫人の秘密〜』に出演する予定です。また、コンサートや広告CMなど多方面で活躍をしています。

受賞歴

真風はその才能を認められ、多数の賞を受賞してきました。2011年には宝塚歌劇団年度賞の新人賞を受賞し、その後も努力賞や優秀賞など、多くの栄誉に輝いています。

真風涼帆は、宝塚を経て現在でも、舞台の第一線で輝き続けている女優です。彼女のこれからの活躍も多くの人々に期待されており、ますます目が離せません。

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