真駒内屋外競技場

真駒内屋外競技場

真駒内屋外競技場（まこまないおくがいきょうぎじょう）は、北海道札幌市南区に位置する多目的競技場で、正式には北海道立真駒内公園屋外競技場と呼ばれています。現在の名称は、北海道セキスイハイムが取得したネーミングライツによるもので、真駒内セキスイハイムスタジアムとして広く知られています。

概要

競技場は北海道立真駒内公園の中にあり、周囲には自然豊かな緑が広がっています。競技場は1972年に行われた札幌オリンピックの開会式とスピードスケート競技のために設けられ、当時は真駒内スピードスケート競技場という名称で知られていました。出発点として、国立の施設として設計され、北海道道82号線を挟んである真駒内セキスイハイムアイスアリーナとともに位置しています。

この競技場は、冬季の季節風に配慮した設計がなされており、施設の配置は北東から東西に沿って走る軸線上に整えられています。夏季にはテニスやフットサル、冬季にはスケートリンクとして開放されており、トレーニング室も利用可能です。さらに、地域の各種イベントとして、北海道真駒内花火大会なども行われています。

沿革

真駒内屋外競技場は1970年に開場しました。1972年の札幌オリンピックでは、重要な役割を果たし、その後は北海道体育文化協会による管理に移行しました。2001年には、国から北海道に移管され、2006年からは指定管理者制度が導入されました。

2007年にはネーミングライツが導入され、施設名が真駒内セキスイハイムスタジアムに改称されました。この際、日本オリンピック委員会（JOC）からの要請により、競技場に掲示されていた五輪マークは撤去されました。以後も契約は更新され、定期的にネーミングライツが再契約されています。

施設情報

• - 敷地面積：約46,000㎡
• - 建物構造：鉄筋コンクリート造、地上2階建て（1階：5,119.83㎡、2階：2,072.84㎡、その他：343.00㎡）
• - アリーナ面積：15,900㎡
• - スタンド面積：18,770.20㎡
• - 収容人員：最大50,000人 （メインスタンド7,562席、バックスタンド9,762席）

また、競技場内には会議室、男女別の更衣室、シャワー室、サーキットトレーニング室が完備されています。夏季にはテニスコートやフットサルコートが設置され、冬季にはスケートリンクとして利用されています。テニスコートは8面、フットサルコートは4面、テニスマシン専用コートも設けられています。

大会及びイベント

真駒内屋外競技場は多くのスポーツイベントに利用されていますが、特に有名なイベントとしては、1982年に実施された松山千春のライブ「Big Summer Scene '82」や、2005年及び2013年に開催された「水曜どうでしょう祭」があります。これらのイベントは地域社会においても大きな影響を与えています。

参考文献

本競技場の情報や歴史については、札幌市の公文書館などの資料から確認することができます。興味のある方は、公式サイトも併せてチェックしてみてください。

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