矢板温泉

栃木県矢板市の多様な温泉郷：矢板温泉

栃木県矢板市には、複数の温泉施設が集まる温泉郷があります。単に「矢板温泉」と総称されますが、これは便宜的な呼び名であり、「矢板温泉まことの湯」は登録商標です。それぞれの施設が個性を持ち、多様な温泉体験を提供しています。

主要な温泉施設

1. 矢板温泉まことの湯 (旧：館の川矢板温泉): 2010年にリニューアルオープンした施設です。貸しロッジも備え、ゆったりとした滞在が可能です。

泉質: ナトリウム・カルシウム－硫酸塩・塩化物泉（アルカリ性低張性高温泉）
特徴: 無色透明、無臭。76℃の源泉かけ流し。
効能: 腰痛、筋肉痛、神経痛、関節痛、皮膚病、アトピー性皮膚炎など。多くの症状に効果が期待できます。（※効能は万人への効果を保証するものではありません）

2. 城の湯温泉センター: 矢板市が運営する温泉施設です。

泉質: ナトリウム－硫酸塩・塩化物泉（弱アルカリ性低張性高温泉）
特徴: ほぼ無色透明、無臭でわずかに塩味。73.5℃の源泉かけ流し。
効能: 神経痛、関節痛、疲労回復、慢性皮膚病など。（※効能は万人への効果を保証するものではありません）

3. コリーナ矢板: 1980年代に開発されたリゾート地。テニスコートや大浴場を備えたホテルコリーナ矢板があります。

泉質: ナトリウム－硫酸塩・塩化物泉
特徴: 循環・加温・塩素消毒あり。源泉温度は40.1℃。
効能: 神経痛、筋肉痛、五十肩、婦人病など。（※効能は万人への効果を保証するものではありません）

4. 寺山鉱泉、小滝鉱泉、赤滝鉱泉: 矢板市北部、高原山麓にある湯治宿です。日帰り入浴も可能です。

寺山鉱泉: 鉄鉱泉（明礬緑礬泉）。神経痛、リューマチ、婦人病などに効果があるとされています。（※効能は万人への効果を保証するものではありません）
小滝鉱泉: 弱酸性低張性冷鉱泉。美肌効果、疲労回復などに効果があるとされています。（※効能は万人への効果を保証するものではありません）1892年創業の歴史を誇ります。
赤滝鉱泉: 含鉄泉。リウマチ、神経痛、胃腸病などに効果があるとされています。（※効能は万人への効果を保証するものではありません）

アクセス

主要な温泉施設へのアクセスは、東北自動車道矢板インターチェンジから車で約10分です。公共交通機関では、JR東北本線矢板駅からタクシーを利用するか、バス便もあります。高原山麓の鉱泉宿は、各施設の案内に従ってください。

歴史

小滝鉱泉は明治25年（1892年）創業と、長い歴史を誇ります。矢板温泉（館の川）は平成2年（1990年）、城の湯温泉センターは平成4年（1992年）に開湯しました。

まとめ

矢板温泉は、歴史ある鉱泉から近代的なリゾートホテルまで、多様な温泉施設が揃っています。それぞれの施設が異なる泉質と効能を持つため、好みに合わせて選ぶことができます。自然豊かな環境の中で、心身ともにリラックスできるひとときを過ごしたい方におすすめです。

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