矢野美紀 (バレーボール)

矢野美紀のプロフィール

矢野美紀（やの みき、生年月日：1965年11月6日）は、日本の元女子バレーボール選手であり、現在はバレーボール指導者としてのキャリアを築いています。彼女のバレーボール人生は、愛媛県松山市に始まりました。学校教育の中でバレーボールという競技に出会い、彼女の才能は早い段階から注目されることとなります。

学生時代

矢野は愛媛大学附属中学校を卒業後、京都市の成安女子高校へバレーボール留学を果たします。成安女子高校では、インターハイで3位、国体で5位という素晴らしい成績を残しました。さらに、青山学院大学法学部に進学後も、1984年に東日本インカレで優勝、1985年には準優勝となるなど数々の栄冠を手にしました。

プロとしてのキャリア

1988年に日本リーグの日本電気（NEC）に入部した矢野は、長年にわたってチームの中心選手として活動を続けます。特に1992年度には主将を務め、チームを引っ張る立場にありました。彼女は1991年の第24回日本リーグでサーブ賞を受賞し、さらに1997年の第3回Vリーグでは優勝に貢献し、ベスト6賞を獲得しました。矢野は1998年に第4回Vリーグをもって現役を引退します。

現役引退後の活動

引退後、矢野は郷里に戻り、NEC松山支店で勤務しながら、2004年にクラブチーム「CLUB EHIME」を立ち上げました。彼女は地元バレーボールの発展に貢献するべく、様々な活動を展開し、2012年には愛媛国体の開催が決定。競技力強化の施策が進められる中、矢野の過去の実績が評価され、指導者としての任務が期待されました。

CLUB EHIMEは競技力強化指定チームとして、矢野の意向のもと、NEC時代の監督であった葛和伸元を招聘し、さらなる強化策を進めました。その結果として、2014年には、平成26年度天皇杯・皇后杯全日本バレーボール選手権大会四国ブロックを勝ち抜き、ファイナルラウンドへの初出場を果たしました。

矢野美紀の思い

彼女は「四国代表になる力はついたが1回戦を突破できない。愛媛国体へ向けて頑張りたい」と語っています。この言葉には、競技者としての経験を活かし、選手たちの成長を見守る指導者としての責任感が表れています。彼女のキャリアは、今もなお地域や若手選手の未来に影響を与え続けています。

球歴と受賞歴

球歴

• - ユニバーシアード代表（1987年）
• - 所属チーム

- 愛媛大学附属中学校
- 成安女子高等学校（1981-1984年）
- 青山学院大学（1984-1988年）
- 日本電気（1988-1998年）

受賞歴

• - 1991年 - 第24回日本リーグ サーブ賞
• - 1997年 - 第3回Vリーグ ベスト6

矢野美紀は、選手としてだけでなく指導者としてもバレーボール界に大きな影響を与えている存在です。

もう一度検索