矢野良子

矢野良子（やの りょうこ）

矢野良子は、1978年12月20日生まれ、徳島県出身のバスケットボール選手です。ポジションはフォワードで、ニックネームは「リョウ」。「花の78年組」の一人として知られています。2004年アテネオリンピックに日本代表として出場しました。

経歴

矢野良子は三人姉妹の末っ子として生まれ、次姉の影響でバスケットボールを始めました。徳島県立城北高等学校を卒業後、1997年に次姉が所属していたジャパンエナジー（現ENEOS）に入団。当初はセンターフォワードを務めていました。

萩原美樹子のWNBA移籍後は、チームのエースとして活躍し、Wリーグ優勝4回、皇后杯全日本総合選手権（オールジャパン）優勝6回に貢献しました。2003-04シーズンにはWリーグプレーオフMVPも受賞しています。

2005年、富士通レッドウェーブに移籍。2006年の第72回オールジャパンでチームの初優勝に貢献し、以後2008年の第74回大会まで3連覇を達成しました。

Wリーグでは、2006-07シーズンにレギュラーシーズンMVPを獲得。2007-08シーズンはプレーオフで古巣JOMOを下し、チーム初のリーグ優勝を達成し、MVPを獲得しました。異なるチームでのWリーグプレーオフMVPは史上初の快挙です。2008年、富士通とプロ契約を締結。日本女子バスケットボール選手では、大神雄子に次ぐ2人目のプロ選手となりました。

2008-09シーズン終了後に富士通を退団し、トヨタ自動車アンテロープスに移籍。1シーズン目の2009-10レギュラーシーズンで1位となり、同MVPを獲得しました。2013年の第79回オールジャパンでは、トヨタの初優勝に貢献しました。

2017年にトヨタを退団し、3x3（3人制バスケットボール）への転向を表明。2020年、3x3日本選手権大会でMVPを受賞しました。

日本代表歴

1996年、U-18日本代表に選出され、U-18アジア選手権で準優勝。翌年のU-19世界選手権に出場しました。

バスケットボール女子日本代表には2001年に初選出され、アジア選手権で準優勝。翌2002年の世界選手権に出場しました。

2004年1月、仙台市で行われたアジア選手権兼アテネオリンピック予選では準優勝し、アテネオリンピック出場権を獲得。準決勝の韓国戦では34得点を挙げ、逆転勝利の立役者となりました。同年8月、アテネオリンピックに出場しました。

その後、2005年アジア選手権、2008年北京オリンピック世界最終予選、2012ロンドンオリンピック世界最終予選にも出場しました。

3x3転向後、3x3女子日本代表で2017年FIBA 3x3ワールドカップに出場しています。

受賞歴

WJBLプレーオフMVP（2003-04, 2007-08）
WJBLレギュラーシーズンMVP（2006-07, 2009-10）
WJBLベスト5（2001-02、2002-03, 2003-04, 2006-07, 2007-08, 2009-10, 2011-12）
全日本総合バスケットボール選手権大会ベスト5（2006, 2007, 2008, 2009, 2012, 2013）
年間ベスト5賞（2000, 2003, 2005, 2006, 2007, 2008, 2009）

外部リンク

Ryoのつぶや日記
矢野良子 (@ryokoyano) - X（旧Twitter）
RYO DIARY “CHANGE”（旧ブログ）
* 矢野良子blog（旧ブログ）

もう一度検索