石上七鞘

石上 七鞘について

石上七鞘（いしがみ ななさや）は、日本の歴史学者および民俗学者として広く知られている人物です。1947年1月17日に生まれ、現在は松蔭大学コミュニケーション文化学部の教授を務めています。彼の研究は日本文化とその伝承に焦点を当てており、多くの著書と論文を通じて、民俗文化や古代文学の重要性を広めています。

学歴と経歴

石上は1969年に國學院大学文学部文学科を卒業し、同大学院文学研究科へ進学しました。1974年に大学院を修了し、その後、中京大学で文学博士号を取得しました。彼の学問的背景は、日本の古代文化や民俗学の深い理解へとつながっており、これにより研究界での活躍が始まりました。

その後、東京女学館大学では国際教養学部国際教養学科の教授および副学長、理事としての役職を務め、教育に貢献しました。また、帝京平成大学現代ライフ学部の教授を経て、現在は松蔭大学のコミュニケーション文化学部長として、学生への教育・指導にあたっています。

役職と団体活動

教育文化学会の会長を務める石上は、NPO法人現代女性文化研究所でも理事として活動し、数々の民俗学研究所や上代文学研究所の所長を歴任しています。彼のリーダーシップは、様々な文化的活動や研究を促進する上で重要な役割を果たしています。

受賞歴

2000年には高崎正秀博士記念賞を受賞しており、この賞は彼の優れた学問的功績を評価したものです。これは彼が日本の文化や民俗に対する深い理解を持ち、研究に従事していることを証明しています。

主な著作

石上は著作が多岐にわたります。単著としては、1979年に発表された『水の伝承』、1980年の『古代伝承文芸序説』、1986年の『日本の民俗伝承』などがあり、これらは日本の民俗や伝承に関する貴重な資料として広く利用されています。また、1999年には『古代伝承文芸論』を発表し、古代文学の研究にも力を注いでいます。

さらに、2011年には『日本の原点』という著作をマイナビから出版し、日本文化の根源について考察を行っています。共著としては、2015年に発表された『古代思想や吉田松陰の教えから考える松蔭大学の看護教育』や『8つの和ハーブ物語』があり、教育や文化の交差点に立つ研究を行っています。

まとめ

博士号を持つ学者として、著作における研究発表だけでなく、教育活動を通じて次世代の学びを支える石上七鞘は、日本の文化と民俗学における重要な人物です。歴史や文化に対する情熱は、彼の教えや著作を通じて多くの人々に伝わり続けています。

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