石上朋美

石上朋美（いしがみともみ）について

石上朋美は、1976年10月26日に神奈川県横須賀市で生まれた著名なソプラノ歌手です。彼女は、音楽界での活躍を身をもって示し、現在は藤原歌劇団の団員として活動しています。また、国立音楽大学では講師として次世代の音楽家育成にも貢献しています。

学歴と受賞歴

石上は北鎌倉女子学園を卒業後、東京藝術大学音楽学部声楽科に入学し、首席で卒業しました。その後、大学院の修士課程オペラ科を修了し、音楽の道をさらに深めていきました。彼女は音楽界において数多くの栄誉を受けており、第10回松田トシ賞や第40回日伊声楽コンコルソ第2位及び歌曲賞を受賞しています。さらに、イタリアにて第10回オペラ国際コンコルソでも第2位を獲得するなど、国内外での実績が豊富です。

オペラデビュー

2004年、石上は日本オペラ団体が主催する若手育成オペラ公演『フィガロの結婚』の伯爵夫人役で初めて本格的なオペラデビューを果たしました。この公演を通じて、彼女の歌声と演技は多くの観客に感動を与え、以後の活動への確かなステップとなりました。続いて、イタリア・オルヴィエートにて行われたオペラ国際コンクールでの受賞により、同地でのデビューも果たしました。

活動の幅を広げる

2007年には、大田区民オペラで『ノルマ』のアダルジーザ役を演じ、共演の林康子との掛け合いは絶賛を浴びました。2008年からは文化庁の海外派遣研修員に選出され、野村国際文化財団の奨学生としてイタリアのジェノヴァとトリノに留学。この留学を通じて、彼女はオペラ界での知識と経験をさらに深めました。

海外での活躍

留学中、彼女はO.F.I(Orchestra Filamonia Italia)が主催するオペラオーディションに合格し、2009年度の作品『カルメン』にてミカエラ役を演じました。また、同年5月には『蝶々夫人』のタイトルロールを担い、その演技が高く評価されました。2010年にはフィレンツェでベルグラード国際歌劇場常任指揮者のもと、再び『蝶々夫人』を演じ、「純日本人の最高の蝶々夫人」との称賛を受けました。

テレビ出演

石上は舞台だけでなく、テレビにも出演しており、『いないいないばあっ!』では「ともちゃん」として子供たちに親しまれています。彼女は歌手としての活動のみならず、幅広いジャンルでのメディア出演を通じて、その存在感をいかんなく発揮しています。

総括

石上朋美は、その美しい歌声と表現力で、オペラの世界において大きな足跡を残しています。彼女の音楽に対する情熱と努力は、多くの人々に感動を与え続けており、今後の活躍にも大きな期待が寄せられています。

もう一度検索