石井巧

石井 巧のプロフィール

石井 巧（いしい たくみ）は、2002年3月2日生まれで栃木県那須郡小川町（現在の那珂川町）出身の野球選手です。ポジションは遊撃手で、右投げ右打ちのスタイルを持っています。彼の兄はプロ野球チーム、北海道日本ハムファイターズに所属する石井一成です。

経歴

石井巧の野球キャリアは、小川南小学校1年生のときに始まりました。地元の小川那珂クラブで基本的な技術を学び、その後小川中学校では軟式野球部に加入し、遊撃手のポジションで活躍しました。

高校は兄が卒業した作新学院高校に進学し、1年時の春からベンチ入りを果たします。2年生の春には遊撃手のレギュラーとして起用され、2年夏の甲子園大会では初戦で敗退したものの、同年の秋に行われた栃木大会では準優勝を収め、関東大会にも出場しましたが、1回戦で敗れました。しかし、3年春の栃木大会ではチームをベスト8に導き、3年夏には主将として甲子園でベスト8の成績を収めました。このように多くの経験を積みながら成長する姿が見受けられました。

大学時代

高校卒業後、石井は中央大学の文学部人文社会学科に進学しました。在学中の1年秋からは試合に出場し、二遊間を組むことになった牧秀悟と共に活躍しました。東都大学野球一部リーグでは合計63試合に出場し、打率.238、26打点を記録。この頃の活躍は彼の将来にとって大きな財産となるでしょう。

2023年9月18日、石井はプロ志望届を提出しましたが、10月26日に行われたドラフト会議では指名漏れの結果となりました。大学の同期には西舘勇陽、石田裕太郎、高橋隆慶がいて、上級生には森下翔太や北村恵吾、さらに牧秀悟や五十幡亮汰がいます。こうした仲間たちとの切磋琢磨は、彼にとって貴重な経験となったことでしょう。

社会人野球とプロ入り

大学卒業後、石井はNTT東日本に入社しました。入社1年目からレギュラー選手としての地位を確立し、参加した第95回都市対抗野球大会では全国デビューを果たしました。また、同年の秋には第49回社会人野球日本選手権大会で鷺宮製作所の補強選手としても出場し、国際大会ではU-23日本代表メンバーにも選出されています。

2025年10月23日、ドラフト会議において東京ヤクルトスワローズから6位指名を受けることになりました。これにより、プロの舞台での挑戦がようやく実現します。今後の活躍が期待される選手の一人です。彼のプレースタイルや技術がどのように進化していくのか、野球界のファンは注目しています。

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