石井純二

石井純二



石井純二(いしい じゅんじ、1951年5月25日 - )は、日本の実業家、銀行家であり、現在は札幌証券取引所の理事長を務めています。彼は、長年にわたり北洋銀行の頭取や第二地方銀行協会会長といった要職を歴任し、北海道経済の発展に大きく貢献しました。

生い立ちと学歴



石井純二は、1951年北海道芦別市で生まれました。札幌市立新琴似小学校、札幌市立新琴似中学校を経て、北海道札幌北高等学校に進学。その後、弘前大学人文学部経済学科を卒業しました。

銀行家としてのキャリア



1975年、石井純二は北海道拓殖銀行に入行し、銀行家としてのキャリアをスタートさせました。1998年には、北洋銀行の業務推進部管理役に就任。その後、経営管理部や法人推進部、大通支店長などを歴任し、着実にキャリアを積み重ねていきました。

2004年、石井純二は親会社であった札幌北洋ホールディングスと北洋銀行の取締役に就任しました。2012年には、横内龍三の後任として札幌北洋ホールディングス社長および北洋銀行頭取に就任。同年には、札幌北洋ホールディングスを逆さ合併により北洋銀行へ吸収合併するという、大胆な経営戦略を実行しました。2018年には、取締役会長に就任しています。

第二地方銀行協会会長として



2015年、石井純二は栃木銀行の菊池康雄の後任として第二地方銀行協会会長に就任し、2017年までその任を務めました。第二地方銀行協会会長として、地域経済の活性化や地方銀行の経営基盤強化に尽力しました。

その他の役職



石井純二は、銀行家としての活動の傍ら、様々な公職も務めています。2015年6月には北海道旅客鉄道(JR北海道)の監査役に就任。2020年8月には在札幌スペイン名誉領事に、2024年5月には札幌証券取引所理事長に就任しました。また、北海道経済同友会の代表幹事も務めるなど、幅広い分野で活躍しています。

略歴



1975年4月:北海道拓殖銀行入行
1998年11月:北洋銀行業務推進部管理役
1999年4月:同経営管理部企画第二課長
2003年5月:同法人推進部長
2004年4月:同大通支店長
2004年6月:札幌北洋ホールディングス取締役
2004年6月:北洋銀行取締役大通支店長
2005年4月:同取締役業務企画部長
2006年4月:常務取締役業務企画部長
2006年6月:常務取締役
2009年6月:常務取締役営業推進統括部長
2010年6月:札幌北洋ホールディングス代表取締役副社長
2010年6月:北洋銀行取締役副頭取
2011年6月:同代表取締役副頭取
2012年4月:札幌北洋ホールディングス代表取締役社長
2012年4月:北洋銀行代表取締役頭取
2012年10月:札幌北洋ホールディングス、北洋銀行に吸収合併
2015年6月:北海道旅客鉄道監査役
2015年6月:第二地方銀行協会会長
2017年6月:第二地方銀行協会会長退任
2018年北海道経済同友会代表幹事
2018年6月:北洋銀行取締役会長
2020年8月:在札幌スペイン名誉領事
2021年:北洋銀行顧問
2024年5月:札幌証券取引所理事長

参考文献



“第161期有価証券報告書” (PDF). 北洋銀行 (2017年6月27日). 2019年5月19日閲覧。

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