横内龍三

横内龍三（よこうち りゅうぞう）は、1944年7月7日生まれの日本の実業家、銀行家、弁護士です。長野県出身で、松本深志高等学校を経て京都大学法学部を卒業後、日本銀行に入行しました。

日本銀行では、大分支店長、電算情報局長、人事局長といった要職を歴任し、組織運営や情報管理において重要な役割を果たしました。2000年には、第一東京弁護士会に弁護士登録を行い、田辺総合法律事務所に入所し、弁護士としてのキャリアもスタートさせました。

2003年には札幌北洋ホールディングスの監査役に就任し、翌年には子銀行である北洋銀行の執行役員副頭取に就任しました。その後、2005年には札幌北洋ホールディングスの代表取締役副社長と北洋銀行の代表取締役副頭取を兼任し、2006年には両社の社長および頭取に就任しました。この間、北洋銀行の経営を主導し、地域経済の発展に貢献しました。

また、2007年には第二地方銀行協会会長に就任し、2009年5月まで務めました。地方銀行業界の発展にも尽力し、そのリーダーシップは高く評価されました。さらに、2010年から2012年まで松本観光大使を務め、地域振興にも貢献しました。

2012年には、札幌北洋ホールディングス社長と北洋銀行頭取の座を石井純二氏に譲り、両社の代表取締役会長に就任しました。同年10月には、札幌北洋ホールディングスが北洋銀行に吸収合併されました。2013年11月には、財務省北海道財務局国有財産北海道地方審議会会長に就任し、2018年3月に代表取締役会長を退任しました。2019年には、その功績が認められ、旭日中綬章を受章しました。

横内龍三は、日本銀行での経験を活かし、銀行経営者、弁護士として幅広い分野で活躍しました。特に、北洋銀行の経営トップとして、北海道経済の発展に大きく貢献しました。また、第二地方銀行協会会長としての活動を通じて、地方銀行業界全体の発展にも尽力しました。その多岐にわたる活躍は、実業界、金融業界において高く評価されています。

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