石井表記

株式会社石井表記について

株式会社石井表記（いしいひょうき）は、広島県福山市を拠点にプリント基板製造装置を手がける企業です。創業は1963年にさかのぼり、長い歴史と豊富な技術力を誇ります。これまでに多くの拠点を設立し、特に液晶業界への進出を果たしています。近年では、自社開発の配光膜塗布装置を持ち、韓国、中国、台湾などアジア圏においてもビジネスを拡大しています。

沿革

企業の歩みは1963年4月の創業から始まりました。当初は石井表記製作所としてスタートし、1973年に株式会社として法人化しました。その後、1974年に福山工場を設立し、1978年には本社を広島県福山市春日町に移転しました。1980年代には、東京営業所や大阪営業所、名古屋営業所など、全国各地に営業所を設立し、サービス提供の強化を図りました。

1990年代には、フィリピンでの合弁会社設立や新潟営業所、滋賀営業所などの新たな拠点展開を行い、さらなる国際化を目指しました。特に1993年には、フィリピンに設立したJapan Philippines Nameplates, Inc.が子会社化され、国際的な生産体制が整いました。

2000年代に入ると、東京証券取引所への上場を果たし、2002年には千葉営業所を開設しました。その後、2011年に中国の江蘇省に新工場を設立し、その後も海外拠点の拡大を続けています。2014年には上海の子会社となる上海賽路客電子有限公司の全出資持分を取得し、国際的な影響力を高めました。

事業内容

株式会社石井表記は、プリント基板製造装置の設計から開発、販売、サポートまでを一貫して手がけています。特に液晶関連製品に強みを持ち、近年では配光膜塗布装置の自社開発を行い、液晶パネルの製造プロセスにおいて革新をもたらしています。この装置は、韓国や中国、台湾などで広く採用されており、インクジェットコーターメーカーとしての地位も築きつつあります。

営業所と関連子会社

現在、石井表記は福山に本社を置くほか、東京や名古屋、大阪、滋賀、明石などに営業所を展開しています。また、複数の関連子会社を持ち、フィリピン、中国、沖縄など国際的なネットワークを形成しています。これにより、多国籍な市場へ製品を供給し、グローバルな競争力を維持しています。

今後の展望

2023年に設立50周年を迎えた株式会社石井表記は、今後さらなる技術革新と国際展開を進め、持続的な成長を目指しています。新たな市場への参入や技術の深化を図り、これからも業界でのリーダーシップを発揮していくことでしょう。

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