石坂浩二

石坂 浩二

概要

石坂浩二（いしざかこうじ）は、日本の俳優でありタレント。1941年6月20日生まれで、本名は武藤兵吉。現在は石坂ミュージカル・エンタープライズの社長を務め、2015年からプロダクション尾木に所属。親しい芸能人には「へーちゃん」という愛称で呼ばれ、画家としても活動しており、1974年から1985年にかけて二科展に連続入選した実績があります。プラモデル愛好家としても知られる彼は、各方面での多彩な活動を行っています。

生い立ち

東京生まれで、東京市京橋区から大田区田園調布に育ちました。幼少期から芸術に触れる環境が整っており、小さき花幼稚園から田園調布小学校、慶應義塾普通部、慶應義塾高等学校を経て、慶應義塾大学法学部法律学科を卒業。その後、神奈川県横浜市に在住しています。家族には元関東明治屋商事の取締役や元横浜市長などの著名人があり、彼の芸能活動に多くの影響を与えました。

演技キャリアの始まり

演技のキャリアは高校時代にドラマ『お源のたましい』でエキストラとしてスタートし、1967年には劇団四季に入団。その中で演出部に所属し、劇団のサポートを行っていました。退団後も俳優として活動し、子供向けミュージカル『王子とこじき』などの脚本も手がけました。

映画やドラマでの活躍

石坂は1960年代からテレビドラマや映画の出演を始め、特に松竹映画での主演作や NHK大河ドラマへの出演が目立ちます。彼は NHK大河ドラマにおいて11回出演しており、その中には『太閤記』や『草燃える』などの作品があります。また、1976年の映画『犬神家の一族』では金田一耕助役を果たし、その後もこの役柄で多くのファンから支持を受けています。リメイク版でもその役を再演し、世代を超えた人気を持っています。

プラモデルや画家としての一面

俳優業の他に、石坂浩二は自他ともに認めるプラモデルファンでもあります。特に飛行機のプラモデルを愛し、自宅には専用の製作スペースを設けて作品作りを行っています。また、画家としても活動しており、裸婦をテーマにした作品を多く創作していることから、「孤高の画家」とも称されています。

司会者活動

バラエティ番組にも多く出演しており、『開運!なんでも鑑定団』での司会が特に有名です。22年間にわたって番組に出演し、多くのクイズ番組でも活躍しました。彼の博識ぶりは共演者からも一目置かれる存在となっています。

私生活と最近の活動

私生活では、1971年に浅丘ルリ子と結婚するも、数年後に離婚。その後再婚し、現在もさまざまな活動を続けています。画家としての活動の他、交通安全協会の会長や、名誉館長としての任命も受け、地域貢献にも取り組んでいます。2022年には選挙応援演説を行うなど、政治にも関与する姿勢を見せています。

まとめ

石坂浩二は、俳優、作家、司会者、画家と多岐にわたって活躍している日本を代表する文化人です。その豊かな人生経験と多才なスキルで、日本のエンターテインメント界において重要な役割を担い続けています。彼の今後の活躍にも期待が寄せられています。

もう一度検索