石垣市立平久保小学校

石垣市立平久保小学校は、沖縄県石垣市に存在した市立小学校です。石垣島の最北端に近い場所に位置し、平久保地区、久宇良地区、平野地区、吉野地区を主な校区としていました。長年にわたり地域の子どもたちの教育を支えてきましたが、児童数の減少と校舎の老朽化が進み、2023年度末をもって閉校となりました。

沿革

平久保小学校の歴史は、1949年（昭和24年）4月5日に白保小学校の平久保分校として開校したことから始まります。翌年の1950年（昭和25年）1月25日には、白保中学校の平久保分校の設置も認可され、小中学校併設校となりました。

その後、1953年（昭和28年）7月29日には伊野田小学校と伊野田中学校の平久保分校となり、さらに1957年（昭和32年）3月2日に単独校として独立し、大浜教育区平久保小学校及び平久保中学校に改称しました。同年11月20日には新しい校舎が完成し、3つの普通教室と3つの教員宿舎が整備されました。

1963年（昭和38年）4月1日には平久保中学校が伊原間中学校に統合され、平久保小学校は小学校単独の学校となりました。1964年（昭和39年）6月1日には市町村合併により、石垣教育区立平久保小学校に改称。1972年（昭和47年）5月15日の沖縄本土復帰に伴い、石垣市立平久保小学校となりました。

1979年（昭和54年）7月15日には体育館が完成し、落成式典が挙行されました。さらに1982年（昭和57年）6月30日には新校舎の落成式典が行われ、教育環境が整備されました。

しかし、近年は児童数の減少が進み、2021年（令和3年）4月1日より休校となり、2024年（令和6年）3月31日に閉校という形で、その長い歴史に幕を閉じました。

平久保小学校は、地域に根差した教育機関として、多くの卒業生を送り出してきました。その閉校は、地域住民にとって大きな出来事であり、その歴史は長く語り継がれることでしょう。

関連情報

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