石埜三千穂

石埜三千穂（いしの みちほ）は、1964年生まれの日本のフリーライターであり、郷土史研究家としても活動しています。長野県出身で、多摩美術大学を中退後、ライターとしてのキャリアをスタートさせました。

学生時代に、創刊間もない『ファミコン通信』編集部でアルバイトを始めたことがきっかけで、ゲームライターの世界に足を踏み入れました。その後、広告制作プロダクションに一時的に勤務しましたが、2年後には再びゲームライターとして活動を再開。編プロでの勤務を経て、ゲーム業界からは引退しました。

現在は、地元である下諏訪町に帰郷し、信仰史や民俗学の研究に没頭しています。諏訪信仰研究会「スワニミズム」の事務局長を務め、ローカル誌『suwazine』にライターとして参加するなど、地域に根ざした活動を展開しています。2022年には、「諏訪神仏プロジェクト」実行委員会の企画局長も務めました。

また、石埜氏は「矢森惨太郎」という別名義で、アダルトゲームのノベライズも手がけています。この名義では、『好き好き大好き!』などの作品を発表しています。ゲーム関連の著作としては、『ウィザードリィアイテム事典』や『ウイザードリィモンスター事典』、『マスター・オブ・モンスターズ・ファイナル完全データブック リングス・オブ・トワイライト』などがあります。

アダルトゲームの分野では、『さよならを教えて 〜comment te dire adieu〜』、『ピエタ 幸せの青い鳥』、『おまえのなつやすみ』、『おまな2 おまえんち萌えてるぞ』、『Geminism 〜げみにずむ〜』（シナリオ補佐）などの作品に関わっています。

さらに、ドラマCD『あなたに今夜はワインをふりかけ』や『対決9 小野坂昌也VS緑川光~史記~楚漢の二人』にも携わっています。

近年では、漫画『逃げ上手の若君』（松井優征著）の諏訪取材協力や記事執筆を担当し、集英社から出版されています。また、NHK総合テレビジョンの番組『ブラタモリ 諏訪 〜なぜ人々は諏訪を目指すのか?〜』にもゲスト出演するなど、幅広い分野で活躍しています。

石埜氏は、ゲームライターとしての経験と、郷土史研究家としての深い知識を併せ持ち、その活動は多岐にわたります。自堕落な蛙というブログも運営しています。

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