石山次郎

石山次郎（いしやま じろう）は、1957年5月22日生まれの日本の元ラグビー選手です。秋田県出身で、現役時代のポジションはプロップでした。

能代工業高校を卒業後、新日本製鐵に入社し、新日鉄釜石ラグビー部に加入しました。新日鉄釜石は、1970年代から1980年代にかけて、日本ラグビー界を席巻した強豪チームであり、石山選手はその中心選手として、チームの日本選手権7連覇（1978年度から1984年度）に大きく貢献しました。

その屈強な体格と、スクラムの最前線で体を張るプレーは、多くのファンを魅了しました。また、日本代表としても19キャップを獲得し、国際舞台でも活躍しました。

1988年に現役を引退しましたが、その後もラグビー界に深く関わり続け、2011年に発生した東日本大震災では、甚大な被害を受けた釜石市の復興支援活動に尽力しました。

震災後、釜石市を拠点とするNPO法人「スクラム釜石」が発足され、石山氏はその代表理事に就任し、復興支援の先頭に立って活動を展開しています。スクラム釜石は、ラグビーを通じて地域を活性化させるとともに、復興のシンボルとして、地元の人々に希望を与え続けています。

石山氏の長年にわたるラグビーへの貢献と、復興支援への情熱は、多くの人々に勇気と希望を与えており、その活動は現在もなお続いています。

関連事項として、石山氏と同じ秋田県出身の人物一覧や、出身校である秋田県立能代工業高等学校、所属していた新日本製鐵、そして現在、地元釜石市を拠点とするラグビーチームである釜石シーウェイブスがあります。また、能代工業高校時代の同期には、同じくラグビー選手であった小野秀二氏がいます。

参考資料として、スクラム釜石のメンバー紹介ページを確認することで、石山氏の現在の活動を知ることができます。

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