石川県道120号白山別当出合線

石川県道120号白山別当出合線について

石川県道120号白山別当出合線は、石川県白山市白峰地内にある一般県道です。この路線は、白山山頂からその登山口である別当出合に至る区間を結んでいますが、そのほとんどの部分は車両の通行ができません。

路線概要

起点: 石川県白山市白峰29号1番1地先
終点: 石川県白山市白峰29号1番1地先（別当出合、石川県道33号白山公園線交点）

この県道は、白山山頂から別当出合までの区間を結ぶ重要な役割を担っています。しかし、道路の大部分は車両通行ができないため、登山者や自然愛好家が徒歩で利用する道となっています。例外的に、別当出合付近の約66メートル区間のみが車両通行可能となっています。

歴史

1960年（昭和35年）10月15日に、白山山頂から石川郡白峰村（現在の白山市）白峰の国道157号交点までの区間が「白山公園線」として路線認定されました。その後、1977年（昭和52年）1月14日に、「白山公園線」のうち、白峰村白峰（別当出合、現在の終点）から同村白峰までの区間が主要地方道に昇格し、石川県道33号白山公園線として分割されました。同日、残りの区間が現在の路線名である石川県道120号白山別当出合線として新たに路線認定されました。この経緯からも、白山へのアクセスルートが整備されてきた歴史が伺えます。

接続道路

石川県道33号白山公園線（白山市白峰・別当出合：終点）

県道33号線は、別当出合で接続し、白山への主要なアクセスルートの一部を形成しています。

周辺施設

この道路周辺には、白山の豊かな自然と歴史を感じられる多くの施設や名所があります。

白山国立公園: 白山を中心とした広大な国立公園で、豊かな自然が保護されています。
白山: 日本百名山の一つであり、信仰の対象としても知られています。
大汝峰: 白山の最高峰。
剣ヶ峰: 白山の主要な峰の一つ。
御前峰: 白山の主峰であり、山頂には白山比咩神社の奥宮があります。
室堂: 白山の登山拠点となる施設。
白山比咩神社 奥宮: 白山山頂にある神社。
白山室堂ビジターセンター: 白山の自然や歴史に関する展示を行っています。
白山山頂郵便局: 山頂にある珍しい郵便局。
五葉坂: 白山登山道の一つ。
弥陀ヶ原: 高山植物が豊富な場所。
観光新道: 白山の登山ルートの一つ。
黒ボコ岩: 特徴的な形状の岩。
蛇塚: 蛇にまつわる伝説が残る場所。
馬のたてがみ: 岩の形状が特徴的。
殿ヶ池避難小屋（殿ヶ池ヒュッテ）: 登山者のための避難小屋。
仙人窟: 洞窟の一つ。
別当坂: 別当出合から白山へ向かう登山道。
別当出合: 白山の主要な登山口の一つ。
別当出合登山センター: 登山者向けの施設。
別当出合駐車場: 登山者用の駐車場。

参考文献

『道路現況調書』 石川県土木部道路整備課、2010年

関連項目

石川県の県道一覧

石川県道120号白山別当出合線は、白山の自然と歴史を繋ぐ重要な道ですが、その大部分は車両通行ができないため、徒歩での利用が前提となります。白山登山や自然散策の際には、この道を訪れてみてはいかがでしょうか。

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