石川達也 (野球)

石川達也（いしかわ たつや）

石川達也は、1998年4月15日生まれのプロ野球選手で、神奈川県横浜市都筑区が出身地です。投手として活躍し、現在は横浜DeNAベイスターズに所属しています。左投右打の選手であり、その独特な投球フォームや多彩な球種が彼の特徴です。

プロ入り前の経歴

石川は横浜市立下田小学校1年生のときに旭リトルで野球を始めました。その後、横浜市立東山田中学校では中本牧シニアに加入し、さらに横浜高等学校に進学。高校時代の2年夏には神奈川県大会で東海大相模との決勝に出場しましたが、残念ながら準優勝に終わりました。3年夏には同級生の藤平尚真と共に全国高等学校野球選手権大会に出場し、まずは右翼手として先発しましたが、その後投手としても登板しました。この大会での敗北を受けてプロ志望届の提出を見送り、大学進学を決めました。

大学時代

法政大学では、2年次の春から東京六大学リーグに登板し始めました。2年秋にはリリーフ投手として3勝を挙げました。しかし、3年次には不調に見舞われ、4年次にはトレーニング中に左手首を骨折するなどの怪我に悩まされました。大学4年間での成績は18試合に登板、3勝0敗、防御率は2.10というものでした。同じ学年には鈴木昭汰や高田孝一などの有望な投手がいました。

プロ入りとDeNA時代

2020年10月26日のプロ野球ドラフトで横浜DeNAベイスターズから育成ドラフト1位で指名を受けます。怪我の影響で育成指名となったものの、11月29日に仮契約を結び、背番号101を付けてプロの道を歩むことになりました。
2021年にはイースタン・リーグで13試合に登板し、4勝を挙げ、防御率2.35という成績を残しましたが、故障により支配下選手への登録は見送られました。2022年もイースタン・リーグで良好な成績を収め、支配下選手登録がついに決まり、背番号95に変更されました。
2023年は、開幕一軍に名を連ね、様々な登板機会を得ながら成長を見せました。特に8月1日の広島戦では急遽登板しプロ初ホールドを記録し、9月29日には満塁のピンチを切り抜ける活躍を見せました。シーズンを通じて28試合に登板し、防御率1.97でチームに貢献しました。12月には背番号46に変更されることが発表されました。

選手としての特徴

石川は150km/hを超える直球、カットボール、カーブ、ツーシーム、2種類のフォークを投げる多彩な投手です。自身のリズムを保ちながらさまざまな球種を自在に投げ分ける能力が評価されています。また、プロ野球界でも珍しい左投右打の登録選手であり、横浜高校時代には打撃でも中軸を任されていたアスリートです。

パーソナルエピソード

幼少期から横浜ベイスターズのファンであり、特に村田修一選手を応援し続けていました。地元チームに対する思い入れは強く、野球以外の事では右利きであるものの、父の助言で投手としては左投げを選んだというエピソードがあります。昔、球団主催のクルージングイベントに参加した際、三浦大輔選手に触ろうとした事があり、その際に止められたという思い出があるなど、ファンとしてのエピソードも多く持っています。

石川達也選手の今後のさらなる活躍が期待されます。

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