石波義人

石波 義人（いしなみ よしと）

1949年2月20日生まれ、栃木県出身の日本の男性声優および俳優である石波義人氏は、劇団四季に所属し、多岐にわたる演技活動を展開しています。彼は早稲田大学第一文学部を卒業し、在学中に福田恆存に影響を受けて劇団雲の研究生に入ります。1974年に同劇団に入団した後、分裂を経て劇団昴に所属し、その後は劇団四季での活動へと移ります。2007年からはオーディションを経て劇団四季の公演に客演を開始し、2010年に正式に移籍して以降は同劇団の主力俳優として多くの舞台に出演しています。

幅広い出演作品

石波氏は、舞台演技だけでなく、アニメや映画の吹き替え、さらにはテレビドラマにも出演するなど、声優としての幅広い経歴を持っています。彼は映画『海底20000マイル』や『宝島』など、数々の映画作品で異なるキャラクターの声を担当してきました。その中で特に印象に残る役柄としては、難破船のトム・エアトン、沖縄を舞台にしたエピソードでの海賊役が挙げられます。

ドラマにおいても、1995年の『Xファイル』や2001年の『ネバーエンディング・ストーリー 遥かなる冒険』などに出演しており、近年では『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』などの話題作でもその存在感を示しています。

アニメやゲームでの活動

また、アニメシリーズにおいても顕著な成果を上げており、特に『名探偵コナン』や『犬夜叉』などに出演しています。声優業における尽力はそれだけに留まらず、ゲームの声も担当し、2000年の『スパイロ×スパークス トンでもツアーズ』や、2001年の『サクラ大戦3 〜巴里は燃えているか〜』など、多様なメディアに足跡を残しています。

劇団四季での舞台活動

劇団四季での活動は石波氏にとって特に重要なキャリアの一環であり、多数の演目に出演しています。『美女と野獣』や『クレイジー・フォー・ユー』など、名作に多く参加し、観客に強い印象を与えてきました。彼の舞台での役作りは高く評価されており、演技だけでなくその存在自体が舞台における大きな魅力となっています。

演技訓練ワークショップ

石波氏は、演技の訓練においても熱心であり、全国各地でワークショップを開催し、次世代の声優や俳優を育成する活動にも焦点を当てています。彼の指導を受ける多くの若い才能が、彼の教えを通じて成長し、活躍することを期待されています。

今後の活動にも注目が集まる石波義人氏。彼の多才な演技は、今後も観客の心を掴むことでしょう。

もう一度検索