石渡雅史

石渡雅史 - 華道家のプロフィール

石渡雅史（いしわた まさふみ）は1964年12月24日生まれで、東京都出身の著名な華道家です。彼は、華道家元池坊の総務所教学委員としても活動し、公益財団法人日本いけばな芸術協会の監事を務めています。また、長岡造形大学で非常勤講師として後進の指導にも携わっています。

学歴と初期の経歴

彼の学歴は優れたものであり、私立麻布中学校・高等学校を卒業した後にお茶の水美術学院で学びました。この際、彼の同期には有名なデザイナー佐藤可士和がいます。その後、東京芸術大学美術学部工芸科に進学し、漆芸を専攻しました。彼は同大学院を修了した後、1995年から2015年には石渡正華名義でも作品を発表しています。

国内外での活動

彼の華道に対する情熱は国内にとどまらず、国際的な場面でも展開されています。2006年にはユニクロニューヨーク旗艦店のオープニングでインスタレーションを手掛け、業界の注目を集めました。また、同年には国際交流基金によってイエメンやトルコに派遣され、現地でのレクチャーデモンストレーションを行いました。さらに、2007年にはミャンマー、バングラデシュ、モルドバ、ウクライナ、ロシアといった国々でもデモンストレーションを実施しました。

メディア出演と教育活動

日本国内でも多くのメディアに出演し、特に2008年フジテレビの「SMAP×SMAP」では、SMAPのメンバーにいけばなの技法を指導しました。2009年には池坊お茶の水学院で華道家元派遣の華道講師に就任し、次世代の華道家たちの育成に寄与しました。2010年には利根運河薪歌舞伎に参加し、片岡愛之助や田中傅次郎と共にデモンストレーションを行い、華道の魅力を広めました。

最近の活動

最近では、2016年にナッポスユナイテッド主催のミュージカル「花戦さ」で生け花制作の監修を行うなど、舞台芸術においても華道の新たな表現を探求しています。さらには、2017年にはNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」で立花の指導も担当し、視聴者にいけばなの美しさを伝えました。さらに、その年から3年連続で世界らん展に参加し、デモンストレーションを行うなど国際的な活動を精力的に行っています。

2022年からは池坊中央研修学院で生花研究室を担当し、華道のさらなる発展と普及に努めています。石渡雅史は、その学識と経験を活かし、いけばなの魅力を多くの人々に伝えるべく、尽力し続けています。

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