SMAP×SMAP

『SMAP×SMAP』の歴史と影響

『SMAP×SMAP』（スマップスマップ）、通称『スマスマ』は、1996年4月15日から2016年12月26日までの20年9カ月間、フジテレビ系列で放送された日本のバラエティ番組です。この番組は、男性アイドルグループ・SMAPの冠番組として、毎週月曜の夜に放送されていました。

番組名の由来は、アメリカの映画『ニューヨーク・ニューヨーク』で、ジャニーズ事務所の社長、ジャニー喜多川が名づけました。この番組は、1996年3月25日までテレビ東京系列で放送されていた『愛ラブSMAP!』の事実上の後継番組にあたり、放送局や時間帯の変化から、現在では同番組との直接的な関連は薄れています。

番組の構成と特徴

『SMAP×SMAP』の基本的な構成は、前半が料理コーナー「BISTRO SMAP」、後半がコントやゲーム、そして音楽コーナー「S-Live」で構成されていました。年数回、メンバーによる特別企画や生放送スペシャルが行われ、番組は多彩な内容を展開しました。

特に「BISTRO SMAP」では、ゲストと共に料理を作る様子が見られ、様々な著名人が訪れました。また、音楽コーナー「S-Live」ではSMAPの新曲やゲストアーティストとのコラボレーションが行われ、番組の音楽的側面も非常に評価されました。

共同制作の背景

『SMAP×SMAP』は、関西テレビとフジテレビの共同制作によって成り立っています。関西テレビはスポンサーセールスや全国系列局への番組送出などを担当し、フジテレビは企画や収録を主導しました。このような体制は、1995年のテレビ制作計画からの流れであり、関西テレビの製作枠を利用して新たな番組が生まれる形となりました。

文化的影響と人気

番組はその放送期間中、多くの人々に支持され、様々な名場面が生まれました。1996年から2001年の間は『SMAP×SMAP』の黄金期であり、特に高視聴率を記録しました。特に、視聴率が34.2%に達した回もあり、番組の影響力は絶大でした。

しかし、2010年代以降は競合他番組の出現やSMAP内部の問題も相まって、視聴率は徐々に低下していきました。中でも、2016年の解散発表後は、番組の放送回数が減少し、特別編が増加したものの、視聴者の期待を背負って放送を続けました。

番組の終了と残したもの

2016年12月26日に最終回を迎え、約20年9ヶ月の歴史に終止符が打たれました。最終回では、SMAPのグループ活動の軌跡や、番組の名場面を振り返る内容が放送され、感動的なエンディングを迎えました。この最終回の視聴率は、ふくよかなストーリー展開と共に、変わらぬ愛が詰まったものであり、視聴者に深い感動を与えました。

番組終了後も、SMAPはその名場面や楽曲と共に、多くのファンに愛され続けています。『SMAP×SMAP』は、ただのバラエティ番組以上の存在であり、特に日本のテレビ文化とアイドルグループの活動に大きな影響を与えました。

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