石狩市立樽川中学校

石狩市立樽川中学校について

石狩市立樽川中学校は、北海道の石狩市樽川に位置する公立の中学校です。その設立は1995年4月に遡り、地元住民の強い要望によって、1973年に閉校した旧樽川中学校の名称が再利用されました。また、校歌も設立の際に制定されています。

沿革と歴史

この学校の設立は、1993年の石狩町議会での決議から始まります。1995年に開校され、初年度には505名の生徒が在籍する15学級が設置されました。設立当初は「石狩町立樽川中学校」としてスタートしましたが、1996年には市政施行に伴い「石狩市立樽川中学校」へと改称されました。

沿革の中で目立つ事件として、1997年にはロシアのワニノ市とのスポーツ交流が行われ、国際交流が始まりました。さらに、1999年にはスクールバスの運行が開始され、生徒の通学が便利になりました。

学校は環境問題にも積極的で、2005年には石狩市内の学校で初めて環境ISO認定を取得しました。2006年からは少人数学級の実践研究が開始され、教育の質を向上させるための取り組みが続けられています。2008年には二学期制が導入され、2010年には特別支援学級も増設されました。

近年では、2018年に石狩ワニノ姉妹都市提携25周年を記念して、石狩太鼓同好会が訪問し、さらなる地域との結びつきを深めています。

教育目標

樽川中学校では、「体」「知」「意・情」「労」の4つの教育目標が掲げられています。「体」では生命を大切にし、しっかりとした身体を作ることを目指します。「知」では自分自身の生き方を求めながら知識を磨きます。「意・情」では他者への思いやりを育み、考えて行動できる生徒を育成します。「労」では自分の役割を自覚し、率先して働く姿勢を養います。

部活動

樽川中学校では体育部と文化部があり、さまざまな活動が行われています。体育部では野球部やサッカー部、バスケットボール部、バレーボール部、ソフトテニス部、バドミントン部などが活動しており、その中の一部は全国大会にも出場しています。

文化部には吹奏楽部や石狩太鼓部、美術部があり、各部が特色ある活動を展開しています。かつて存在した演劇同好会は、2007年に全国中学校総合文化祭に出場した実績を持っています。個人スポーツに関しても体操や柔道の部活動があり、全国大会に出場した生徒たちもいます。

通学区域とアクセス

樽川中学校の通学区域には、石狩市立南線小学校が含まれています。交通アクセスは、北海道中央バスを利用し、麻生樽川線や手稲線にて「明乳シティー前」停留所から徒歩で約10分の距離にあります。

著名な出身者

この学校にはタレントとして知られるあべみほさんや、シンガーソングライターの田野崎文さんなど、著名な出身者がいます。彼らの活躍は学校の教育や活動の成果を示す一例と言えるでしょう。

樽川中学校は、地域に根ざした教育を実施し、子供たちの成長を支援するためさまざまな取り組みを行っています。

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