石田英助

石田英助：子供たちの心を掴んだ漫画家、イラストレーター

石田英助（いしだ えいすけ、1914年8月30日 - 2010年12月5日）は、昭和時代に日本の漫画界、イラストレーションの世界で活躍した人物です。東京都板橋区出身で、A型の血液型でした。熊岡美彦画塾で絵の基礎を学び、1932年にプロとしてデビューを果たしました。出版美術家連盟の理事も務めるなど、業界への貢献も大きかったです。

受賞歴

1957年、石田英助は『おやまのかばちゃん』と『こぞうのぼんちゃん』の2作品で、第2回小学館漫画賞を受賞しました。これらの作品は、子供たちの間で非常に人気を博し、石田英助の名を広く知らしめるきっかけとなりました。

主な作品

石田英助は、数多くの連載作品や読み切り作品を手がけました。中でも、少年雑誌『少年クラブ』での連載が多く、ユーモラスな作風で読者を楽しませました。

連載作品

滑稽物語 きっちょむさん（作：小出正吾、『少年クラブ』1949年3月号 - 1949年9月号）
きっちょむさんの話（作：小出正吾、『少年クラブ』1949年11月号）
滑稽講談 とんちき長屋（作：加能越郎、太田千鳥、『少年クラブ』1954年5月号 - 1954年9月号）
助ちゃん格ちゃん漫遊記（作：宮崎博史、『少年クラブ』1955年1月号 - 1955年10月号）
おやまのかばちゃん（『幼稚園』）
こぞうのぼんちゃん（『小学一年生』）
ぴっきいちゃん（『めばえ』）

読み切り作品

漫画 おもしろブック（作：岡田まさ路、『少年クラブ』1949年3月号）
傑作絵物語 桃栗五十三次（作：サトウ・ハチロー、『少年クラブ』1949年増刊）
とんちばなし 眼鏡屋の小僧（作：淸水京月、『少年クラブ』1950年3月号）
頓知物語 子ども奉行（作：白楽斎京月、『少年クラブ』1950年8月号）
ぼくの日曜日（新学期の計画）（作：小山玄夫、『少年クラブ』1951年4月号）

…(その他多数の作品)

イラスト・挿絵

石田英助は、挿絵画家としても活躍しました。子供向けの書籍を中心に、数多くの作品で温かい絵柄を披露しました。

びっくりのくに（著：倉金章介、1952年初版発行、講談社の一年生文庫、講談社）
たん子たん吉珍道中（著：宮崎博史、1954年初版発行、東京文芸社）
少女三銃士（著：由利聖子、1956年1月初版発行、ユーモア文庫、偕成社）
グリム絵話（原作：グリム、1957年初版発行、ひかりのくに教育絵本、ひかりのくに昭和出版）
* 日本おとぎばなし（著：西山敏夫、1959年初版発行、なかよし絵文庫、偕成社）

…(その他多数の作品)


石田英助の作品は、子供たちの心を掴むユーモアと温かさに満ちていました。その作風は、多くの人々に愛され、現在でも語り継がれています。

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