石田隆司

石田隆司（いしだ たかし）は、1989年6月13日生まれ、大阪府枚方市出身の元プロ野球選手です。投手として活躍し、現在は東北楽天ゴールデンイーグルスベースボールアカデミーでジュニア担当コーチを務める傍ら、プロ野球解説者としても活動しています。さらに、クラーク記念国際高等学校仙台キャンパス女子硬式野球部の監督も兼任し、多岐にわたって野球界に貢献しています。

プロ入り前

石田は小学校1年生の時に、学童軟式野球チーム「枚方香里フェニックス」で野球を始めました。その後、東海大学付属仰星高等学校に進学し硬式野球部に入部。高校時代には、2年生の秋の大阪桐蔭高校戦で、当時注目されていた中田翔選手に特大の本塁打を浴びるという経験もしました。しかし、3年夏の全国高等学校野球選手権大阪大会で再び大阪桐蔭高校と対戦した際には、中田選手を5打数1安打に抑えるなど、成長した姿を見せました。チームは勝利には届かなかったものの、彼のポテンシャルの高さを示しました。

2007年のNPB高校生ドラフト会議では、東北楽天ゴールデンイーグルスから3巡目で指名を受け、契約金4000万円、年俸600万円で入団。背番号は53に決定しました。

楽天時代

プロ入り後、石田はイースタン・リーグで経験を積みました。2008年には11試合に登板し、2勝1敗、防御率5.09の成績を記録。しかし、2009年には13試合に登板し、4勝5敗1セーブ、1完投を記録したものの、防御率は7.77と悪化しました。2010年には13試合に登板しましたが、2勝9敗と大きく負け越し、防御率も8.04に達しました。2011年には6試合に登板しましたが、勝敗はつかず、防御率も9.53と苦戦しました。

結局、一軍公式戦への登板機会を得ることなく、2011年10月9日に球団から戦力外通告を受け、現役を引退しました。

現役引退後

引退後、石田は2012年4月に東北福祉大学社会福祉学部に入学し、2016年3月に卒業。その後、楽天球団に職員として復帰し、「楽天イーグルス ベースボールアカデミー」でジュニア部門のコーチを担当しています。また、プロ野球シーズン中には、Rakuten.FM TOHOKUの楽天ホームゲーム中継で解説を務めるなど、多方面で活躍しています。2018年4月5日の楽天主催試合では、J SPORTSでテレビ初解説も経験しました。

2017年7月27日には、楽天OBによる試合「滝風イオンメディック presents 楽天イーグルスレジェンドマッチ」に、レジェンドイーグルスのメンバーとして参加。現役時代には一軍登板がなかったものの、試合では投手として登板したほか、途中から捕手の守備にも就くなど、ファンを大いに楽しませました。

さらに、2019年からは、楽天球団がバックアップしているクラーク記念国際高等学校仙台キャンパスの女子硬式野球部の監督にも就任。野球の指導者として、次世代の育成にも力を注いでいます。

詳細情報

年度別投手成績: 一軍公式戦出場なし
背番号: 53（2008年 - 2011年）
登場曲:
『夕日』ケツメイシ（2008年）
『アゲアゲハリケーン』MEGARYU（2009年）
『カーニバル』ケツメイシ（2010年 - 2011年）

石田隆司は、プロ野球選手としての経験を活かし、次世代の育成や野球の普及に貢献している人物です。

もう一度検索