砂のしろ

小松未歩の22枚目のシングル「砂のしろ」は、2004年7月28日、GIZA studioからGZCA-4007として発売されました。

この楽曲のタイトル「砂のしろ」は、小松未歩自身の言葉によれば、彼女がこれまで積み重ねてきた想いや時間、そしてそれらが儚くも美しい砂の城として表現されています。そのイメージは、楽曲全体に漂う切なくも温かい雰囲気と見事に調和しています。

アレンジ面では、GARNET CROWのメンバーである古井弘人、岡本仁志の両名が参加しています。「砂のしろ」は古井弘人、「いつかはダイアの恋」と「sha la la...」は岡本仁志がそれぞれ担当しました。GARNET CROWのメンバーがアレンジを手掛けたことで、楽曲に深みと広がりを持たせ、小松未歩のボーカルをより一層引き立てています。

当初、カップリング曲には「向日葵の小径」が予定されていましたが、諸事情により収録は見送られました。そして、代わりに収録されたのが「sha la la...」です。「向日葵の小径」はその後、約1年後に発売された25枚目のシングル「あなた色」のカップリング曲として日の目を見ることとなります。この変更は、楽曲全体の構成や方向性を大きく変えた可能性があり、結果として「砂のしろ」というシングル全体に独自の個性を与えたと言えるでしょう。

シングル「砂のしろ」には、以下の楽曲が収録されています。すべての楽曲の作詞・作曲は小松未歩が担当しています。

砂のしろ：編曲は古井弘人、出版者はギザミュージック
いつかはダイアの恋：編曲は岡本仁志、出版者はギザミュージック
sha la la...：編曲は岡本仁志、出版者はギザミュージック
砂のしろ

このシングルに収録された楽曲は、後にいくつかのアルバムに収録されています。「砂のしろ」と「sha la la...」は『小松未歩 7 〜prime number〜』の1曲目と3曲目として収録され、「砂のしろ」は『小松未歩 ベスト 〜once more〜』にも収録されています。これらのアルバムを通して、「砂のしろ」は小松未歩の代表曲として、多くのリスナーに愛され続けています。

「砂のしろ」は、単なる楽曲を超えて、小松未歩の音楽人生における重要なマイルストーンと言えるでしょう。楽曲に込められた想いや、制作過程におけるエピソード、そしてその後の展開は、彼女のアーティストとしての成長と成熟を物語っています。また、GARNET CROWとのコラボレーションによって生まれた楽曲のクオリティの高さが、このシングルの成功に大きく貢献したと言えるでしょう。

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