碧南市の地名

碧南市の地名の歴史



碧南市は愛知県にあり、その町名や大字は地元の歴史と深く結びついています。旧町村ごとに成立した町名や大字の変遷は、地域の文化や社会的な移り変わりを反映しています。本記事では、碧南市内に存在する町名と大字の成立年を、旧町村ごとに整理して紹介します。

旧大浜町



碧海郡大浜町は、町制発足時に大字を編成しておらず、碧南市が成立した1948年以降も大字が形成されることはありませんでした。1972年から1976年にかけて、複数の町名が順次設置されることになりました。以下に、町名の成立年ごとのリストを示します。

野田町、松本町、沢渡町
伊勢町、宮町、浜田町、西浜町、塩浜町（棚尾の一部）、錦町、築山町、音羽町、浜寺町、中町、羽根町、本郷町、作塚町、石橋町、中松町
権現町、岬町、若松町、入船町、権田町、大浜上町
向陽町、植出町
宮後町、末広町、栄町
雨池町

旧新川町



同じく碧海郡新川町も、町制発足時に大字が存在せず、碧南市成立後も状況は変わりませんでした。1973年から順次町名が設置されました。具体的には、1973年に山下町が成立し、1976年には10町名以上が設置されました。

山下町（西端の一部）
松江町、田尻町、六軒町、丸山町、久沓町、堀方町（鷲塚の一部）、天王町、福清水町、道場山町、浅間町（港一番町の一部）、山神町（港一番町の一部）、新川町、篭田町、千福町、浜尾町、住吉町、金山町、東山町、西山町、鶴見町、相生町

旧棚尾町



碧海郡棚尾町も大字が存在しなかったため、1972年から町名が設立されました。

源氏神明町（平七の一部）、
若宮町（平七の一部）、弥生町、志貴町（平七の一部）、源氏町、汐田町、春日町、栗山町（大浜・平七の一部）、幸町、善明町（大浜の一部）、棚尾本町（平七の一部）

旧旭村



1906年に合併して発足した旭村は、1948年の市成立時点でいくつかの大字が存在していました。例えば、前浜新田や平七、伏見屋外新田などがありました。1972年以降から町名設置が進められています。

稲荷町、中山町、河方町

旧明治村



明治村は1906年に形成され、9つの大字がありましたが、一部が市に編入されました。1974年から、その西端地区において区画整理が進められた結果、町名が設置されました。

油渕町、洲先町、坂口町、三度山町、札木町など
荒居町、広見町など

その他の町名



衣浦港の干拓や周辺自治体から編入した町名も多くあります。有名なもので言うと、港一番町や港本町、明石町、浜町などがあります。

参考資料



この記事の情報は、「角川日本地名大辞典 23 愛知県」からの引用であり、地域の歴史を理解する上での重要な資料となっています。

碧南市の地名の変遷は、地域の歴史と文化を知るための手掛かりになるだけでなく、そこに住む人々のアイデンティティの一部として重要な役割を果たしています。各町名の由来や成り立ちを探ることで、過去を振り返り、未来を見据えることができます。

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