祇園笑者

祇園笑者：着物姿の芸人が繰り広げる、笑いとトークの宴

2011年7月22日から2015年4月10日まで、読売テレビ（ytv）にて毎週金曜日に放送されたトークバラエティ番組『祇園笑者』。よしもと祇園花月を舞台に、着物に身を包んだ吉本芸人2人が、軽妙洒脱なトークを展開する人気番組でした。2020年にはイベントとして復活を遂げ、番組の持つ独特な魅力を再び多くの視聴者へ届けました。

芸人同士の絶妙な掛け合い

番組の最大の魅力は、毎回異なる吉本芸人2名が出演し、その場で繰り広げられる予測不能なトークです。出演者は、事前に共演を希望する相手を指名するケースが多く、親しい間柄の芸人同士や、初共演となる芸人同士など、組み合わせは実に様々。緊張感と親密さが入り混じった、独特の空気が番組全体を包み込んでいました。

多彩な企画コーナー

トーク中心の番組ですが、数々の魅力的な企画コーナーも番組を彩りました。

早希の凶芸人アラカルト：よしもと祇園花月の投稿箱に寄せられた、芸人の不幸エピソードを紹介。ナビゲーターの桜稲垣早希さんが「大凶」「中凶」「凶」と判定する、視聴者参加型のコーナーです。
明石家大明神ののんきな悩み相談：視聴者から寄せられた悩み相談に、明石家のんき（明石家さんま）が扮する明石家大明神が答える、ユニークな相談コーナーです。
* 早希の祇園インフォメーション：読売テレビでの放送直後の週末に予定されている、よしもと祇園花月の公演スケジュールや、番組の公開収録チケットの抽選応募情報を紹介するコーナーです。

個性あふれるエンディング

番組のエンディングもまた、見どころの一つでした。桜稲垣早希さんの軽妙な挨拶の後には、ショートコントや変顔、クイズ、切り絵など、様々な演出が用意され、視聴者を最後まで楽しませました。

スタッフ・制作

番組を支えたスタッフ陣も、番組の成功に大きく貢献しました。ナレーターには読売テレビアナウンサーの三浦隆志さん、ディレクターには村上美幸さん、西祐輔さん、尾島正基さんなど、多くのベテランスタッフが参加。構成、カメラ、音声、照明、編集、音効など、各部門のスペシャリストが力を合わせ、質の高い番組作りを実現しました。制作協力は吉本興業、制作著作はytvが行いました。

番組には、多くの制作会社や企業が協力しており、衣装協力には京都きものレンタル和凛、着付け・ヘアメイクにはグレースプロなどが名を連ねています。

音楽

番組のエンディングテーマも、番組の雰囲気を盛り上げる重要な要素でした。放送期間中には、KIDS、ヒントン・バトル meets Count Basie Orchestra、SO.ON project、Giselle4、PASTEL CALLAなど、様々なアーティストの楽曲が使用され、番組に彩りを添えました。

関連番組

『祇園笑者』は、他の類似番組と共通点を持つ部分もあります。チーフプロデューサー武野一起氏が共通して担当した『にけつッ!!』や『特盛!よしもと 今田・八光のおしゃべりジャングル』など、トーク番組としての類似点は多く見られます。

まとめ

『祇園笑者』は、着物姿の芸人たちのトーク、視聴者参加型の企画、個性的なエンディングなど、多くの魅力が詰まったバラエティ番組でした。レギュラー放送終了後も、イベントやDVDとしてその魅力を伝え続け、多くの視聴者から愛され続けています。5年間の放送期間と、その後のイベント復活は、番組の人気を物語っています。

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