神奈川県立元石川高等学校

神奈川県立元石川高等学校

神奈川県横浜市青葉区元石川町に位置する神奈川県立元石川高等学校は、全日制普通科の県立高校です。地域からは「元高（もとこう）」または「元石（もといし）」という愛称で親しまれています。

沿革

元石川高校は、1984年1月に創立されました。開校準備と最初の入学試験は、近隣の荏田高校内で行われました。

1984年4月 - 第一期生が入学。当初は数学などで習熟度別の授業を実施していました。
2009年4月 - 校舎内に神奈川県立麻生養護学校の分教室が設置されました。
2013年11月 - 創立30周年を記念した式典が横浜みなとみらいホールで開催されました。
2016年6月 - TOEICや英語検定試験対策のための土曜講習「AddOn講座」が開講。
2017年4月 - 新しい制服が導入されました。この制服は、乃木坂46やももいろクローバーZの衣装スタイリストとして知られる米村弘光氏が監修しました。
2018年3月 - すべての普通教室にエアコンが設置され、学習環境が向上しました。
2018年4月 - 指定の上履きが廃止され、下駄箱のスペースは「イタリア広場」として活用されています。
2021年3月 - 普通教室棟と特別教室棟のトイレが洋式化されました。

特色

元石川高校のシンボルは、白い時計塔と赤いレンガ敷きの中庭です。体育祭は6月上旬に開催され、クラスが3つの団に分かれて競い合います。文化祭は「瑞穂祭」と呼ばれ、9月上旬に開催。中庭のステージでのライブや体育館でのファッションショーが人気を集めます。

2017年度に制定された新制服は、「元石川のカラーと伝統を守りながら、街に溶け込むファッショナブルなデザイン」がコンセプトです。また、2年生の選択科目として、地域社会や企業との連携によるアントレプレナーシップ教育を導入し、起業家精神を育成しています。

教育

2年次から選択科目が導入され、3年次には授業の約7割が選択科目となります。大学受験に向けた長期休業中の補習授業や、全学年対象の土曜講習も実施されています。情報教育にも力を入れており、早い時期からコンピュータ教室が設置されています。

土曜講習AddOn講座/アントレプレナーシップ

「土曜講習AddOn講座」では、TOEICや英検対策、英会話などを学びます。

「アントレプレナーシップ」では、生徒がチームを組み、社会的な課題の解決策を探ります。課題発見解決能力、コミュニケーション能力、リーダーシップを育成し、グローバル人材の育成を目指します。

教育目標と教育方針

元石川高校は、「現在に生きる知恵と未来を拓く知恵を琢く」ことを教育目標としています。学校目標達成のために、「自立」「協働」「創発」をスローガンとして掲げています。

学校長

萩元幸治（2008年度～2010年度）
八木興造（2011年度～2014年度）
岡部佳文（2015年度 - 2019年度）
勝股正（2020年度～）

施設

A棟：時計塔、職員室など
B棟：1・2学年教室、売店など。神奈川県立麻生養護学校の分教室が設置
C棟：特別教室（視聴覚教室、情報学習室、図書室、音楽室、理科室、社会科教室）
体育館棟（D棟）：体育館、武道場、卓球場、トレーニングルーム
中庭
駐輪場
グラウンド
テニスコート
岩石園
みどりのステージ

部活動

体育系：陸上競技、バレーボール、バスケットボール、ソフトテニス、バドミントン、サッカー、卓球、剣道、テニス、ダンス、硬式野球

文化系：美術、吹奏楽、茶道、自然科学、イラスト、情報処理、書道、軽音楽、家庭、華道、放送、合唱

著名な出身者

赤坂よもぎ：スターツ陸上競技部所属の駅伝・マラソン選手
清水梨紗：ウェストハム・ユナイテッド所属の女子サッカー選手（日本代表）
* 池田鉄洋：俳優

交通

詳細は公式サイトをご覧ください。

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