神奈川県立横浜修悠館高等学校

神奈川県立横浜修悠館高等学校について

神奈川県立横浜修悠館高等学校は、神奈川県横浜市泉区に位置する公立の通信制高等学校です。2008年、神奈川県立湘南高等学校と神奈川県立横浜平沼高等学校の通信制課程を統合する形で設立されました。学校の所在地と施設は、旧神奈川県立和泉高等学校のものを引き継いでいます。

学校の概要

横浜修悠館高校には、全日制のような学年の概念がなく、生徒は1組から40組のクラスに所属します。これにより、例えば3年次になってから1年生が学ぶ「数学I」などの科目を履修することも可能です。スクーリングは日曜日から木曜日まで行われ、金曜日と土曜日は休校です。科目の履修にあたっては、日曜日のスクーリングのみに参加する「日曜」、平日のスクーリングに参加する「平日」、インターネットを通じて課題を提出する「IT」のいずれかのスタイルを、科目ごとに選択できます。生徒は履修申請した科目を元に、自分で時間割を作成し、授業に参加します。年度末には「履修指導」に出席し、科目の履修申請と時間割を作成する必要があり、これを行わないと翌年度は休学扱いとなります。

授業は、午前8時50分に始まり、午前中に3時限、ショートホームルームと昼休みを挟み、午後に4時限が設定されています。卒業要件は、3年以上の在籍、必修科目を含む74単位以上の修得、そして30時間以上の特別活動への参加です。

制度と特色

横浜修悠館高校では、従来のスクーリング学習に加え、平日に毎日登校して教員から直接指導を受けることができる登校講座や、インターネットを活用した自宅学習など、新しい学習スタイルを提供しています。特に、陸上自衛隊高等工科学校の生徒が高卒資格取得のために集団で入学している点が特徴的です。彼らはスクーリングには参加しませんが、「横浜修悠館」の名義で各種クラブ活動を行っています。剣道部は、湘南高校通信制時代から数えて、2014年度の定通制大会で25連覇を達成しました。また、男子レスリング部も強豪として知られています。軟式野球部は、2013年の第58回全国[[高等学校軟式野球選手権大会]]で初出場にして初優勝を果たしました。

学習面では、各科目で定められたレポートの提出と授業への出席、さらに科目によっては中間試験と期末試験が必要です。レポート、授業態度、試験結果を総合的に評価し、単位認定が行われます。入学に年齢制限はなく、多くの成人生徒も在籍しています。学校では、生徒の「自学自習」を基本とし、「時間を守る」、「人に迷惑をかけない」といった指導を徹底しています。

学校は二期制で、スクーリングは前期が5月から7月、後期が10月から12月に行われます。8月には中間試験、2月には期末試験が実施されます。高校までの学習内容を復習する入門教科も用意されており、こちらは全員必修ではありません。

出身者

春名風花（声優・タレント）

交通アクセス

相鉄いずみ野線「いずみ中央駅」から徒歩7分
横浜市営地下鉄ブルーライン「下飯田駅」から徒歩12分

関連情報

通信制
神奈川県立和泉高等学校
県立高校改革推進計画
神奈川県高等学校一覧
日本の通信制[[高等学校一覧]]

外部リンク

* 横浜修悠館高等学校公式ホームページ

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