神奈川県立神奈川総合高等学校

神奈川県立神奈川総合高等学校は、横浜市神奈川区に所在する公立の高等学校です。1995年に開校し、単位制を基調とした全日制普通科と舞台芸術科を設置しています。生徒一人ひとりの個性を尊重し、自主性を育む自由な校風が特徴です。

県内初の単位制普通科として開校し、総合選択制を導入しています。生徒は学年ではなく入学年度による期生で呼ばれ、週1回のロングホームルームでのみ全員が集まります。これにより、生徒は自身の興味や進路に合わせて柔軟に科目を選択できます。

神奈川県立神奈川工業高等学校の敷地内に併設されており、両校の施設を一部共用しています。具体的には、食堂、図書館、室内プール、トレーニングルーム、多目的ホール、弓道場などが共有されています。グラウンドは神奈川工業高等学校のものが利用されています。

地上10階・地下1階建ての校舎には、エレベーターが3基設置され、冷暖房も完備されています。多目的ホール、室内温水プール、トレーニングルーム、屋内弓道場、柔剣道場、テニスコートなど、教育活動に必要な施設が充実しています。

部活動や学校行事は生徒が主体となって運営します。委員は全校生徒から立候補を募り、生徒の自主性を重んじた活動が行われています。また、駐輪場は設置されておらず、自転車通学は禁止されています。制服もありません。

アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、スペイン、中国、韓国にパートナー校があり、希望者は海外交流に参加できます。また、中途入学や帰国子女、社会人聴講生も受け入れており、多様なバックグラウンドを持つ人々が共に学んでいます。

普通科では、必履修科目と選択必履修科目に加え、豊富な自由選択科目が用意されています。国語、地理歴史、公民、数学、理科、保健体育、芸術、外国語、家庭、情報、総合的な探究の時間、特別活動など、幅広い分野を学ぶことができます。

生徒は個性化コースまたは国際文化コースに所属しながら、専門科目やフィールド科目も自由に選択できます。これにより、生徒は自身の興味や進路に合わせた学びを深めることができます。

舞台芸術科では、演劇、舞踊、音楽、舞台技術など、舞台芸術に関する専門的な科目を学ぶことができます。将来、舞台芸術分野で活躍したい生徒にとって、実践的な学びの場となっています。

人文・社会、自然科学、スポーツ・生活科学、芸術、国際文化など、幅広い分野にわたるフィールド科目が設置されています。これらの科目を履修することで、生徒はより専門的な知識やスキルを身につけることができます。

体育の授業では、様々な種目を半年ごとに履修します。また、体育の一環として、集中講座（キャンプ、スキー）も設けられています。

4月から3月にかけて、始業式、入学式、新入生歓迎会、生徒総会、スポーツ大会、中間・期末試験、テーマ研究発表会、文化祭（翔鷗祭）、修了式、研修旅行、卒業式など、多彩な行事が開催されます。

生徒会本部の代わりに、生徒主体の活動を促進する「協議会」という組織があります。協議会は行事局、クラブ局、総務局で構成され、各局が連携して生徒の学校生活をサポートしています。

運動部、文化部、同好会が活発に活動しており、生徒は自身の興味や関心に合わせて自由に活動に参加できます。特に、同好会は条件を満たせば誰でも新規に立ち上げることができ、生徒の自主的な活動を促進しています。

東急東横線「東白楽駅」から徒歩2分、JR東日本（京浜東北線・横浜線）「東神奈川駅」から徒歩8分、京浜急行電鉄本線「京急東神奈川駅」から徒歩10分と、交通の便が良い場所に位置しています。

声優、タレント、アナウンサー、スポーツ選手、俳優、漫画家など、各界で活躍する多くの卒業生を輩出しています。

神奈川総合高等学校は、生徒の自主性を重んじ、多様な学習機会を提供する魅力的な学校です。

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