神奈川県道212号久里浜港線

神奈川県道212号久里浜港線

神奈川県道212号久里浜港線（かながわけんどう212ごう くりはまこうせん）は、神奈川県横須賀市の南部を走る県道で、久里浜港と国道134号との交点を結んでいます。この路線は、金田湾に沿った一区間を下浦海岸通りと呼び、非常に風光明媚なエリアでもあります。

路線の概要

この道路の全長は3.5キロメートルで、横須賀市久里浜8丁目に位置する久里浜港に起点を持ちます。終点は横須賀市野比2丁目の野比交差点で、ここで国道134号に接続しています。実際には、起点から南に向かって進んだ後、千駄ヶ崎トンネルを通過し、金田湾側へ出ると一旦西へと進路を変え、終端に到達します。

地理的特徴

この路線は、浦賀水道に面しており、横須賀市の久里浜と野比を結ぶ半島に囲まれる形で続いています。道路の両端には住宅地が広がっていますが、道の中央部分は比較的民家が少なく、自然な景観が多く残されています。沿道には、横須賀火力発電所や久里浜医療センター、筑波大学附属久里浜特別支援学校、港湾空港技術研究所、京急久里浜線のYRP野比駅などの重要な施設もあります。

過去の関連事件

この道路は過去に崩落事件が発生したことがあります。2007年9月7日、台風9号の影響で高波が襲い、海岸側の護岸が約60メートルにわたって崩れました。この影響で交通に支障をきたす事態となりました。その後、2017年2月23日にも、野比5丁目で護岸が崩れ、歩道が37メートル、車道が11.5メートルにわたり陥没する事故が発生しました。これにより、片側通行規制が実施され、横須賀土木事務所は高波が影響しているとの見解を示しました。

まとめ

神奈川県道212号久里浜港線は、地域の重要な交通路としてだけでなく、見所の多い美しい自然景観を持つ場所を通るため、多くの人々に利用され続けています。また、その中で発生した事故や出来事は、地域の歴史にも影響を与えており、今後も注意が必要なエリアと言えるでしょう。

もう一度検索