神崎町 (兵庫県)

神崎町（かんざきちょう）とは

神崎町は、かつて兵庫県のほぼ中央に位置していた町で、中播磨県民局の管轄下にありました。2005年11月7日に大河内町と合併し、新たに神河町として発足したため、現在はその名が消滅しています。

地理

播磨地方の北部に位置し、市川水系の越知川・猪篠川流域を中心とした山間部でした。豊かな自然に囲まれた地域で、千ヶ峰などの山々や、越知川などの河川が町の景観を特徴づけていました。

隣接していた自治体は、朝来市、多可町、市川町、そして合併相手である大河内町でした。

歴史

神崎町としての歴史は、1955年（昭和30年）3月31日に、越知谷村・大山村・粟賀村が合併したことから始まります。2004年（平成16年）には、全国消防操法訓練大会に第八分団第一部（現在の福本分団）が出場し、3位入賞という輝かしい成績を収めました。

しかし、2005年（平成17年）11月7日、町制50周年を迎えた日に、大河内町との合併により神河町が発足し、神崎町としての歴史に幕を閉じました。

行政

最後の町長は足立理秋氏でした。

地域

教育機関については、神崎町立の小学校（粟賀小学校、大山小学校、越知谷第一小学校）と中学校（神崎中学校）、そして兵庫県立神崎高等学校が存在しました。小学校には幼稚園が併設されている点が特徴でした。なお、越知谷第一小学校は、第二小学校との統合を経て越知谷小学校となっています。越知谷第二小学校は既に閉校しています。現在、これらの学校は全て神河町立となっています。

交通

鉄道は、JR播但線が利用でき、中心となる駅は隣接する大河内町にある寺前駅でした。

バス路線は、姫路駅から中心集落の粟賀へ神姫バスが運行していましたが、2010年末で運行を休止しています。

道路については、播但連絡道路の神崎南ランプ、神崎北ランプが町内にあり、国道312号、兵庫県道8号加美山崎線、兵庫県道367号岩屋生野線が主要な道路でした。

名所・旧跡・観光スポット

神崎町には、ヨーデルの森という農村体験施設がありました。ここでは、都市部の住民が農業体験を通じて自然に触れ合うことができました。

また、法楽寺は新西国三十三観音札所の第15番札所として知られていました。

関連項目

兵庫県の廃止市町村一覧

外部リンク

神崎農村公園 ヨーデルの森
* 神崎町立神崎中学校

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