神戸大学附属住吉中学校

神戸大学附属住吉中学校の概要

神戸大学附属住吉中学校は、かつて兵庫県神戸市東灘区に所在していた国立中学校です。1947年に設立されたこの学校は、神戸大学の附属学校として、多くの学生に教育を提供してきました。校舎の使用はその後、神戸大学附属中等教育学校に引き継がれました。

沿革

この学校の歴史は1947年にさかのぼります。最初は兵庫師範学校男子部附属中学校として、附属小学校内でスタートしました。開校式は同年の5月5日に行われ、これが新たな教育の始まりとなりました。その後、1949年に神戸大学が開学すると、学校名も「神戸大学兵庫師範学校男子部附属中学校」と改められ、1950年には校歌も制定されました。

さらに1950年には「神戸大学兵庫師範学校住吉附属中学校」と改名され、1951年には「神戸大学教育学部附属住吉中学校」という名称に変更されました。1969年には新しい校舎が完成し、この頃から学校施設が整備されていきました。

1970年には帰国子女教育学級が設置され、国際的な教育を推進する土台が作られました。その後、1992年には「神戸大学発達科学部附属住吉中学校」と改名され、時代の流れに合わせた教育方針が表れました。創立50周年を迎えた1997年には記念式典が盛大に開催され、学校の歴史と成果を振り返ります。

2001年には国際教育センターが設立され、国際的な視野を持つ人材育成にも力を入れました。しかし、2009年には神戸大学の附属学校再編計画が発表され、生徒募集が停止されました。その後、神戸大学附属住吉中学校と改名され、神戸大学附属中等教育学校と併置されましたが、2011年に閉校となりました。

著名な出身者

この学校は多くの著名な卒業生を輩出しています。上記には、政治家、音楽家、アナウンサー、俳優、ジャーナリスト、医師など、さまざまな分野で活躍する卒業生が含まれています。中でも、参議院議員の鴻池祥肇氏や、チェンバリストの鈴木雅明氏、女優の浅井江理名氏などが名を連ねます。

関連項目

神戸大学附属住吉中学校はさらに、兵庫県中学校の廃校一覧や日本の国立学校一覧に関連しており、神戸大学附属住吉小学校や神戸大学附属中等教育学校との関連も深いです。また、学校の同窓会も存在し、卒業生同士の交流を支援しています。

このように、神戸大学附属住吉中学校は、その設立から閉校までの過程で多くの影響を与えてきた学校として、今なお多くの人々に記憶されています。

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