神戸市バス落合営業所

神戸市バス落合営業所

神戸市バス落合営業所（こうべしバスおちあいえいぎょうしょ）は、兵庫県神戸市須磨区に所在する神戸市バスの重要な営業所です。最近では須磨東高校前が最寄のバス停とされています。営業所を示す記号は「落」で、須磨区を中心に中央区、兵庫区、長田区、北区、垂水区に至るまで幅広い路線を展開しています。特に北区のひよどり台やしあわせの村行きの路線は、落合営業所が全面的に担当しています。また、三宮方面へ向かうバス路線も多数存在します。

運行業務は全て神姫バスに委託されており、一部の路線は他社と共同運行されています。過去には阪急バスとの共同運行路線もありましたが、現在では神姫バスの単独運行となっています。

沿革

1983年、西神ニュータウンの開発に伴い、須磨営業所がその地域へのバス路線拡充を図ったことから落合営業所が設置されることとなりました。当初、須磨営業所の高倉出張所が新設した路線の運行を担当していましたが、路線の増加により独立した営業所として機能する必要が生じたのです。新たに設立された落合営業所には、当時閉鎖された灘営業所から転入した三菱ふそう製のバスと、須磨営業所から移管されたいすゞ製のバスが混在していましたが、その後は三菱ふそうに統一されました。

2005年4月には須磨営業所が廃止され、そこで運行していた5号および71号系統が落合営業所の担当になりました。さらに、2006年からは運行業務が神姫バスに委託されています。

現行路線

多様な系統が運行されていますが、以下はその一部です。

5系統

神戸市長田区の主要な交通拠点である新長田駅と須磨区の板宿を繋ぐ路線です。運行間隔は15分から20分程度で、妙法寺駅からも運行されています。特に朝には妙法寺を始発とした便が設定されています。

15系統

名谷駅から北須磨高校前を経由し、住宅地を結ぶ路線で、山陽バスとの共同運行としても運行されています。路線の延伸も行われ、青山台までアクセス可能です。

17系統

北区のしあわせの村へ向かう主要な路線です。過去には松原営業所と共同運行でしたが、現在は落合営業所が単独で運行を担当しています。

65系統

神戸駅前から新開地を経由し、ひよどり台に至る路線で、阪急バスの150系統と平行して運行しています。

66系統

貿易センター前からしあわせの村までを繋ぎ、災害時には迂回運転も行われる重要な路線です。

運賃に関しては、主に距離制が採用されており、平日・土休日を問わず利用者に対応しています。特に運行間隔の調整も行われ、各系統における便の設定は多様なニーズに応える形で設計されています。

車両

開設当初は三菱ふそうといすゞ製のバスが混在していましたが、徐々に三菱ふそう製に統一されました。現在、大型車については日野、いすゞ、三菱、そしてUDトラックスの各メーカーが導入されています。運用にあたっては、地域に応じてノンステップバスも活用され、バリアフリーを意識した配慮が見られます。

結論

神戸市バス落合営業所は、その幅広い路線と課題解決への取り組みを通じて、地域の交通インフラに大きく寄与しています。これからも多様なニーズに応じたサービス提供に期待が寄せられています。

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