神戸市立向洋小学校

神戸市立向洋小学校：六甲アイランドに広がる学びの場

神戸市立向洋小学校は、兵庫県神戸市東灘区六甲アイランド西側に位置する公立小学校です。1989年の開校以来、地域社会に貢献する生徒の育成を目指し、活気あふれる教育活動を展開しています。

学校概要

六甲アイランド内には、向洋小学校の他に神戸市立六甲アイランド小学校があり、2校でアイランドの東西を校区としています。向洋小学校は西側地域を校区とし、2023年10月現在、935名の児童が28学級で学んでいます。

学校の歴史

1989年4月1日の開校以来、向洋小学校は地域の子どもたちの成長を見守り続けてきました。1993年には、校区の一部を新たに開校した六甲アイランド小学校に譲渡しています。開校以来、学校は幾多の出来事を経験してきました。1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災では、被災による休校を余儀なくされましたが、その後、いち早く学校を再開。更には、被災した神戸市立本山南小学校の児童163名を一時的に受け入れるなど、地域貢献にも尽力しました。また、1997年には、全日本よい歯の学校特別賞を受賞するなど、教育活動において高い評価を得ています。ノルウェーの学校との交流も1992年から継続しており、国際交流にも積極的に取り組んでいます。

教育方針と重点目標

向洋小学校は、子どもたちの「伝え合う力」を育むことを教育の柱としています。具体的には、2015年度から「伝え合う力を育む」、2020年度からは「学ぼうとする力・伝えようとする力を育てる」を重点目標に掲げ、児童一人ひとりの個性と可能性を最大限に伸ばす教育を展開しています。

学校行事と児童活動

学校行事、児童会活動、クラブ活動、委員会活動と様々な活動が盛んに行われています。委員会活動では、飼育、放送、体育、保健、集会、図書、掲示、給食、栽培、代表、生き物・環境の各委員会があり、児童たちは主体的に学校生活を運営しています。

クラブ活動は、ボール、バドミントン、卓球、陸上・体操、ゲーム、ハンドメイド、アート、科学、パソコン、ダンス、音楽、昔遊び、縄跳びと多様な分野をカバーしています。特に「わくわく班活動」は、1年生から6年生までの縦割り班活動で、高学年が低学年をサポートしながら活動し、協調性や責任感を育んでいます。この活動は火曜日に、児童集会と交互に行われています。

通学区域と進学先

向洋小学校の通学区域は、神戸市東灘区向洋町中5～8丁目、向洋町西1～6丁目です。卒業後は、神戸市立向洋中学校へ進学します。

校区内の主な施設

学校周辺には、キッズハーモニー・六甲アイランド、トーホー本社、トーラク本社、カネテツデリカフーズ株式会社、フジパン株式会社神戸工場、六甲アイランドカースクールなどがあります。

アクセス

最寄りの駅は、神戸新交通六甲アイランド線アイランドセンター駅で、徒歩5分の距離にあります。

隣接校

向洋小学校に隣接する学校として、神戸市立六甲アイランド小学校、神戸市立住吉小学校（海を挟んで隣接）、神戸市立御影小学校（海を挟んで隣接）があります。

まとめ

神戸市立向洋小学校は、六甲アイランドという立地を活かし、国際交流や地域貢献にも積極的に取り組む、活気あふれる小学校です。子どもたちの「学ぼうとする力」と「伝えようとする力」を育み、将来社会に貢献できる人材育成を目指した教育活動を展開しています。

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