神戸市立飛松中学校

神戸市立飛松中学校

神戸市須磨区に位置する神戸市立飛松中学校は、1947年の学制改革によって誕生しました。750名もの生徒が入学した第1回入学式を皮切りに、幾多の歳月を経て発展を遂げてきた歴史ある学校です。

建学と発展

創立以来、飛松中学校は校舎の増改築を繰り返し、教育環境の充実を図ってきました。鉄筋3階建ての4号館の竣工（1952年）や、プール、講堂の完成（1956年、1958年）など、着実に学校規模を拡大。1972年には立白川台中学校が分離独立するなど、時代の流れとともに変化を遂げてきました。1995年の阪神・淡路大震災では大きな被害を受けましたが、仮設校舎での授業を経て、1997年には新校舎への移転が完了。この出来事を機に、学校は新たな一歩を踏み出しました。

近年では、校内環境の整備も進められています。「とびまつ森の会」の発足（2007年）やアカシヤの森の整備、BGM導入（2010年）、さらには製氷機の設置など、生徒の学習環境と学校生活の質を高めるための取り組みが続けられています。

教育と学校生活

飛松中学校では、生徒一人ひとりの個性と才能を育む教育が行われています。標準服の見直し（2006年）や心のふれあい相談室の設置（1999年）など、生徒の意見を反映した教育活動が展開されています。また、トライやるウィーク（1998年～）の実施など、地域社会との連携を重視した教育も積極的に行われています。

部活動

活発な部活動も学校生活の大きな特徴です。運動部では、野球部、ソフトテニス部、卓球部、剣道部、男子バスケットボール部、女子バレーボール部などが盛んに活動。文化部では、吹奏楽部、美術部、理科研究部が、それぞれ独自の活動を展開しています。生徒たちは、部活動を通じて友情を育み、多くのことを学び、成長しています。

校歌と歴代校長

飛松中学校の校歌は、衣畑昌美氏作詞、増田平雄氏作曲による力強い旋律が特徴です。また、これまで多くの校長先生が学校の発展に貢献してきました。それぞれの校長先生方の指導の下、飛松中学校は常に時代の変化に対応しながら、生徒の育成に尽力しています。

著名な卒業生

飛松中学校からは、多くの著名な卒業生を輩出しています。落語家の桂文喬氏、実業家・政治家の樫野孝人氏、政治家・歯科医師の新原秀人氏、歌手・女優の濱田マリ氏など、様々な分野で活躍する卒業生たちが、母校の名を世界に広めています。

アクセスと周辺環境

山陽電気鉄道本線東須磨駅から徒歩7分というアクセス抜群の立地も、飛松中学校の魅力の一つです。近隣には、神戸市立横尾中学校、神戸市立高倉中学校、神戸市立鷹取中学校、神戸市立太田中学校、神戸市立高取台中学校などがあり、地域の中核を担う学校として、その役割を果たしています。

まとめ

神戸市立飛松中学校は、長い歴史と伝統、そして活気あふれる学校生活、そして地域社会との密接な連携によって支えられている学校です。これからも、生徒一人ひとりの可能性を最大限に引き出し、地域社会に貢献できる人材育成に努めていくことでしょう。

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