神戸県民センター

神戸県民センター：兵庫県神戸市の行政拠点

神戸県民センターは、兵庫県が神戸市全域の行政を担うための機関です。2014年4月1日に、それまでの神戸県民局から改組されました。県庁所在地である神戸市の行政ニーズに対応するため、複数の庁舎を拠点として業務を展開しています。

沿革：県民局から県民センターへ

兵庫県では、戦後、地方事務所を各地に設置していましたが、神戸市は県庁の直轄でした。1971年から1975年にかけて県民局が設置されましたが、神戸市は含まれていませんでした。その後、2001年4月に神戸県民局が新設されました。しかし、2013年、兵庫県は県民局の再編を発表。阪神南県民局と中播磨県民局を廃止し、近隣の県民局に統合する計画でしたが、議会や関係市町からの反発を受け、神戸県民局を含む3県民局を縮小し、「県民センター」に改組することになりました。これが現在の神戸県民センターです。

組織と業務：4つの庁舎を拠点に

神戸県民センターは、主に以下の4つの庁舎を拠点として業務を行っています。

新長田合同庁舎（長田区）：本局として、県民交流室、神戸県税事務所などが置かれています。複数の部署を統合することで、効率的な行政サービス提供を目指しています。旧神戸県民局の総務室、県民室、交流連携参事を一本化した県民交流室は、県民との連携強化を図る重要な役割を担っています。また、神戸市内の複数の県税事務所を統合した神戸県税事務所は、税務に関するワンストップサービスを提供しています。
神戸総合庁舎（中央区）：かつては神戸県民局の本局でした。現在も神戸農林振興事務所、神戸土地改良センター、六甲治山事務所などが置かれ、農林水産業や土木事業に関する業務を担っています。神戸農林振興事務所は、県民局時代の水産業務を東播磨県民局加古川農林水産振興事務所に移譲し、業務の再編が行われています。
西神戸庁舎（長田区）：神戸土木事務所が設置されています。県民センターへの改組時に一時廃止されましたが、新長田合同庁舎への移転後に再設置されました。
神戸農業改良普及センター庁舎（西区）：神戸農業改良普及センターと姫路家畜保健衛生所神戸分室が併設されています。農業に関する技術指導や普及活動、家畜の衛生管理などを行っています。

各庁舎はそれぞれ異なる業務を担当しており、神戸市全域を網羅した行政サービスを提供しています。

所在地とアクセス

それぞれの庁舎の所在地とアクセス方法については、以下のとおりです。

新長田合同庁舎: 兵庫県神戸市長田区二葉町5-1-32 郵便番号 653-0042
神戸総合庁舎: 兵庫県神戸市中央区中山手通6-1-1 郵便番号 650-0004 (神戸市営地下鉄西神・山手線県庁前駅から徒歩5分)
西神戸庁舎: 兵庫県神戸市長田区浪松町3-2-5 郵便番号 653-0055
神戸農業改良普及センター庁舎: 兵庫県神戸市西区神出町小束野30-19 郵便番号 651-2304

神戸県民センターの役割

神戸県民センターは、県民の生活に密着した行政サービスを提供する重要な拠点です。県民のニーズに応えるため、今後もその役割を担い続けるでしょう。県民との連携を強化することで、より良い行政サービスの提供を目指しています。

関連イベント：善意の日パレード

毎年6月1日には、三宮センター街で「善意の日」パレードが開催されます。神戸県民センターが主催しており、地域社会との連携を象徴するイベントとなっています。

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