神村浩平

神村浩平

神村浩平（じんむら こうへい、1984年1月7日 - ）は、日本の社会起業家であり、株式会社ニコ・ドライブの代表取締役を務めています。神奈川県川崎市出身。

略歴

神村氏は、2000年にバイク事故で脊髄を損傷し、車椅子での生活を余儀なくされました。しかし、その経験をバネに、社会を変革するための道を歩み始めます。

2004年、NECエレクトロニクス株式会社に入社。その後、2006年には車椅子バスケットボール選手としてアメリカ・イリノイ州のパークランドカレッジへ留学し、競技者としての才能を開花させました。2007年には、イリノイ州で障害を持つ子供たちのための車椅子バスケットボールチームを設立し、ヘッドコーチとして指導にあたりました。2008年には、車椅子バスケットボール全米選手権で2位という輝かしい成績を収めています。

競技者として活躍する傍ら、2012年にはゴールドマンサックス証券株式会社に入社し、ビジネスの世界にも足を踏み入れました。そして2013年、元自動車メーカーのエンジニアであった故・荒木正文氏と共にニコ・ドライブを創業。2015年には株式会社ニコ・ドライブを設立し、代表取締役社長に就任しました。

ニコ・ドライブでは、障害を持つ人々が運転できるような補助装置の開発・提供に尽力しており、2016年には第100回「かわさき起業家オーディション 優秀賞」を受賞しました。また、2017年からは2020年パラリンピック東京大会成功ワーキングチームの一員としても活動しました。2024年には日本福祉車輌協会ののアドバイザーに就任。

2025年には、東京都議会議員選挙・世田谷選挙区かられいわ新選組公認候補として立候補を予定しており、政界への挑戦も視野に入れています。

ニコ・ドライブについて

ニコ・ドライブは、下肢に障がいがある方が手でアクセルとブレーキ操作を可能にする運転補助装置の開発・販売・レンタカーサービスを提供しています。既存の自動車に後付けできるため、大掛かりな改造を必要とせず、手軽に運転を楽しめるのが特徴です。

モデルとなった作品

2004年には、映画監督の中田新一氏によって、神村氏の半生をモデルにした映画「ウィニング・パス」が製作されました。この作品は、松山ケンイチ氏の映画初主演作品であり、堀北真希氏が助演を務めたことでも話題となりました。

メディア掲載

神村氏とニコ・ドライブの取り組みは、NHKニュースウオッチ9、NHKほっとニュース北海道、朝日新聞、日本経済新聞、読売新聞、産経新聞などのテレビや新聞、Response.、Car Watch、soarなどのウェブメディアで多数紹介されています。

外部リンク

株式会社ニコ・ドライブ
一般社団法人 チャレンジド・クリエイティブラボ

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