神楽道中記

神楽道中記（かぐらどうちゅうき）

概要

『神楽道中記』は、2009年7月24日にでぼの巣製作所からリリースされたアダルトゲームです。この作品は、ローグ型RPGパートとアドベンチャー（ADV）パートを交互にプレイするスタイルを採用しており、プレイするたびにダンジョンが変化するという特徴があります。でぼの巣製作所が設立された同時期に発表されたこのゲームは、「Hな巫女さんRPG」というコンセプトを持ち、人気を誇った「神楽」シリーズの新たな展開として注目されました。

この第一作は、RPG要素を取り入れることで遊びやすさが向上し、多くのプレイヤーを惹きつけることに成功しました。プレイヤーは2人のヒロインを切り替えながらプレイし、戦略を考えつつ進行することが求められます。さらに、難易度に応じた3つのゲームモードを選択できるため、初心者から上級者まで楽しむことが可能です。また、追加シナリオも充実しており、後日談として『神楽学園記』のキャラクターも登場するなど、世界観が広がっています。

2011年4月28日には、追加シナリオ全3本を収録したパック『神楽箱』が発売され、さらに2014年には『神楽箱スペシャル』が登場しました。このシリーズ中で唯一、全年齢対象の版も存在し、多くの層に受け入れられる作品となっています。ヒロインのいぶきと なずなは、後のシリーズでも登場し、また『神楽黎明記』という前日談にも彼女たちの物語があります。

ストーリー

物語は平和な田舎村で始まり、神隠しの事件が発生します。退魔を生業とする3人の神職者が、この事件の解決に向けて派遣されることになります。彼らが向かうのは、大賀温泉郷というのどかな場所ですが、事件の背後には思わぬ人物が関与していることが徐々に明らかになります。

登場キャラクター

メインキャラクター

• - 嵐山 いぶき（あらしやま いぶき）

声優：雪都さお梨
猫型の妖怪と共存を望む退魔巫女で、明るく子供っぽい性格を持っています。戦闘では刀を使い、高い攻撃力と防御力を誇ります。

• - 雷道 なずな（らいどう なずな）

声優：北都南
妖怪殲滅派の退魔巫女で、クールな性格の少女です。槍やお札を使ったテクニカルな戦闘が得意で、身長の小ささにコンプレックスを抱えています。

• - 秋月 小春（あきづき こはる）

声優：姫川あいり
『神楽学園記』のヒロインで、追加シナリオ3にてプレイヤーキャラクターとしても使えるようになりました。彼女は幽体離脱を特技としており、武闘派のキャラクターに変化します。

サブキャラクター

• - 龍宮 みなせ（たつみや みなせ）

声優：日向苺
真面目な神主見習いで、妖怪に敗れた巫女を浄化する役割を持っています。

• - 三船 孝太（みふね こうた）

声優：相馬ユウタ
いぶきの幼馴染で、人間と妖怪のハーフです。この作品でもヒロインたちと関わることになります。

• - 東 邦充（あずま くにみつ）

声優：谷俊介
温泉旅館の若旦那で、妻をさらわれたことで気弱になってしまっています。

開発スタッフ

キャラクターデザインは山本和枝、シナリオは寺岡健治が手掛けています。主題歌『キラリ』は、真里歌（Angel Note）が歌い、作詞・編曲は不知火つばさが担当しています。

まとめ

『神楽道中記』は、キャラクターの魅力や戦略的なゲーム性が特徴の作品で、多くのプレイヤーに愛され続けています。物語の展開やキャラクターの成長に触れながら、プレイヤー自身が選択をすることで新たな体験を楽しむことができるでしょう。

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