神湯村

神湯村（かんとうそん）

神湯村は、かつて岡山県真庭郡に存在した村です。現在の真庭市を構成する一部、具体的には釘貫小川、下湯原、田羽根、都喜足、久見、三世七原、社、そして湯原温泉にあたる地域でした。

歴史

神湯村は、1889年（明治22年）6月1日の町村制施行により、以下の村が合併して誕生しました。

大庭郡釘貫小川村
下湯原村
田羽根村
都喜足村
久見村
三世七原村
社村
湯本村

村役場は大字湯本に置かれました。

その後、1900年（明治33年）4月1日に大庭郡が真島郡と合併し、真庭郡が成立。これに伴い、神湯村は真庭郡に所属することとなりました。

しかし、神湯村としての歴史は長くは続きませんでした。1904年（明治37年）6月1日に真庭郡八幡村と合併し、湯原村となり、神湯村は廃止されました。

現在の大字

神湯村を構成していた地域は、現在では真庭市の大字としてその名残をとどめています。真庭市成立時に一部の大字は名称が変更されています。

釘貫小川（くぎぬきこがわ） 〒717-0414
下湯原（しもゆばら） 〒717-0403
田羽根（たばね） 〒717-0401
都喜足（つぎたる） 〒717-0415
久見（ひさみ） 〒717-0405
三世七原（みせしちばら） 〒717-0426
社（やしろ） 〒717-0404
湯本（ゆもと） 〒717-0402：現在は真庭市湯原温泉

参考文献

和泉橋警察署 『新旧対照市町村一覧』第2冊（東京：加藤孫次郎、1889（明22））
地名編纂委員会 『角川日本地名大辞典33 岡山』（角川学芸出版、1989、ISBN 4040013301）

関連項目

* 岡山県の廃止市町村一覧

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