神鍋高原スキー場

神鍋高原スキー場

神鍋高原スキー場は、兵庫県豊岡市の神鍋高原に位置するスキー場の総称です。西日本では最古のスキー場として知られ、長きにわたり多くのスキーヤーやスノーボーダーに親しまれてきました。

歴史

神鍋高原スキー場の歴史は、1923年（大正12年）に始まります。地元の名士であった中島久太郎が神鍋高原の開発を発案し、翌年からスキー場としての開発が進められました。1928年（昭和3年）には、第1回全関西学生スキー選手権大会が開催され、神鍋高原の名を広めるきっかけとなりました。

戦後にはリフトが設置され、1957年（昭和32年）には第12回国民体育大会冬季大会、1965年（昭和40年）には第20回国民体育大会冬季大会の会場となり、来場者数が飛躍的に増加しました。最盛期の1970年代から1990年代にかけては、1シーズンで最大40万人を超える来場者数を記録しました。

かつては10か所のスキー場が存在しましたが、来場者数の減少やスキー場の統廃合により、現在は以下の3か所となっています。

現在のスキー場

アップかんなべスキー場: 神鍋山に位置し、多彩なコースレイアウトが魅力です。
奥神鍋スキー場: 蘇武岳北方に位置し、万場スキー場と隣接しています。
万場スキー場: 蘇武岳北方に位置し、奥神鍋スキー場と相互に行き来が可能です。

廃止されたゲレンデ

かつて存在した以下のゲレンデは、現在では廃止されています。

アルペンローズスキー場（2001年シーズンを休止後、廃止）
大岡山キッズパーク（2004年、2005年シーズンを休止後、廃止）
神鍋ファミリースキー場
北神鍋スキー場
蘇武口スキー場
名色スキー場（2009年シーズンを最後に廃止）
山宮スキー場
ささの尾ゲレンデ

周辺情報

神鍋高原は、氷ノ山後山那岐山国定公園や山陰海岸ジオパークに指定されており、豊かな自然に囲まれています。また、道の駅神鍋高原では、地元の特産品やお土産を購入することができます。

神鍋高原スキー場は、歴史と自然に彩られた魅力的なスキーリゾートです。ぜひ一度、足を運んでみてください。

外部リンク

神鍋高原のスキー場 - 日高神鍋観光協会

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