福井強

福井 強：サイドスローの技巧派左腕

福井強（ふくい つよし）氏は、1980年4月10日生まれの大阪府大阪市出身の元プロ野球選手です。投手として活躍しました。高校時代は大阪桐蔭高校でプレーし、同級生には後にプロ野球選手となる水田圭介氏や、プロゴルファーとして活躍する宮里優作氏らがいました。

高校2年生の夏には、府大会で谷口悦司氏の控え投手として登板経験があります。3年生の春にはチームのエースとして活躍し、府大会優勝、近畿大会準優勝という成績を残しました。夏の甲子園への出場が期待されたものの、3回戦で金光第一高校に敗れ、甲子園の夢は叶いませんでした。

高校卒業後は、水田圭介氏と共にプリンスホテルに入社しました。しかし、2年目の2000年に野球部が廃部となり、特例措置によってプロ入りへの道が開かれました。同年に行われたドラフト会議で、同僚の大沼幸二氏、水田圭介氏と共に西武ライオンズから指名を受け、プロ野球選手としてのキャリアをスタートさせました。契約金3,000万円、年俸720万円（いずれも推定）という条件で入団しました。

福井氏は、サイドスローから多彩な変化球を操る変則左腕として注目を集めました。独特の投球フォームと変化球は、対戦相手にとって脅威となる存在でした。4年目の2003年にはフレッシュオールスターゲームに出場するなど、将来への期待は高まりました。しかし、結果を残すことができず、2004年シーズン限りで現役を引退することとなりました。

現役引退後は、東北楽天ゴールデンイーグルスの打撃投手として活躍しました。2007年までチームに貢献し、選手育成に携わりました。

福井氏のプロ野球選手としてのキャリアは長くはありませんでしたが、その独特の投球スタイルと、プロ入りまでの道のりは、多くの野球ファンに記憶されています。大阪桐蔭高校、プリンスホテル、西武ライオンズ、そして東北楽天ゴールデンイーグルスと、それぞれの場所で経験を積み重ね、野球界に貢献しました。彼の経験と技術は、後進の育成に活かされていることでしょう。

詳細情報

年度別投手成績: 一軍公式戦出場なし
背番号: 66 （2001年 - 2004年）、103 （2005年 - 2007年）

関連項目

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埼玉西武ライオンズの選手一覧
* 松坂世代

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