福井県道191号鯖江浅水線

福井県道191号鯖江浅水線：鯖江市と福井市を結ぶ主要道路

福井県道191号鯖江浅水線は、福井県鯖江市と福井市を繋ぐ一般県道です。全長約14キロメートル、鯖江市中野町を起点に、福井市浅水二日町を終点としています。主要地方道である福井県道18号鯖江美山線と、旧国道8号である福井県道229号福井鯖江線を結ぶ重要な役割を担っています。

新幹線と並走する区間と眼鏡産業の看板

鯖江市内では、北陸新幹線鯖江橋立高架橋が約500メートルにわたって並走しています。起点付近の中野町や福井市境の吉谷町を除き、沿線は農地が広がり、新幹線を眺望しやすい環境です。特に、鯖江市と福井市の境界付近は、橋立山が迫る浅水川の右岸を通過します。橋立山の中腹には、鯖江市の地場産業である眼鏡枠製造をアピールする大きな看板が設置されており、地域産業の活気を象徴しています。

国道8号へのアクセスと交通状況

福井市側の国道8号（福井バイパス）との交点から終点までは約1.4キロメートルあり、かつては国道8号の一部として指定されていた区間です。福井市南部には、福井県道32号清水美山線の付け替えや福井県立音楽堂周辺の新設市道など、新たな連絡路が整備されていますが、本路線は依然として、直線距離で500～800メートル離れた両路線を繋ぐ重要な役割を果たしています。

道路状況は、ほぼ全線で片側一車線が確保されており、一般的な県道と比較して走行しやすいです。しかし、終点の交差点と国道8号との交差点は、福井鉄道福武線の踏切があるため、慢性的な渋滞が発生しやすい箇所です。この2箇所の交差点を注意して走行すれば、非常に便利な路線と言えるでしょう。

接続路線と周辺施設

本路線は、以下の路線と接続しています。

福井県道18号鯖江美山線（鯖江市中野町、起点）
福井県道208号徳光鯖江線（鯖江市橋立町～福井市徳尾町、重複区間あり）
国道8号（福井市末広町、末広交差点）
福井県道229号福井鯖江線（福井市浅水二日町、浅水二日町交差点、終点）

沿線には、北陸自動車道北鯖江パーキングエリア（一般道からのアクセス可能）、福井県動物愛護センター、福井鉄道福武線泰澄の里駅などの施設があります。

まとめ

福井県道191号鯖江浅水線は、新幹線と並走する景観、眼鏡産業を象徴する看板、国道8号へのアクセスといった特徴を持つ路線です。終点付近の交差点の渋滞には注意が必要ですが、鯖江市と福井市を結ぶ重要な道路として、地域社会に貢献しています。

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