福原辰弥

福原辰弥のボクシングキャリア

福原辰弥（ふくはら たつや）は、1989年5月8日生まれで、熊本市出身の元プロボクサーです。彼は、第27代日本ミニマム級王者として知られ、WBO世界ミニマム級王座も手にしたボクシング界の著名な選手です。福原は、本田フィットネスジムに所属し、熊本県のボクシングジムの選手として初めて世界王者に輝きました。

来歴

福原は2008年4月14日、広島県立総合体育館にて村中克彦との4回戦でプロデビューを果たしました。この試合で2-0の判定勝利を収め、彼のプロキャリアが始まりました。

2009年9月26日、福原は福岡県春日市のクローバープラザで行われた西部日本新人王対抗戦に参加し、西軍代表決定戦に出場することになり、全日本新人王決定戦でも西軍代表として挑戦しましたが、三田村拓也に判定負けを喫し、全日本新人王の座を逃しました。

その後、2013年には井上拓真との対戦や、2014年にタイに遠征しての試合を経て、2015年にミニマム級8回戦でTKO勝ちを収めるなど、着実に成長を遂げました。

日本ミニマム級王座

2015年11月22日、福原は新たに日本ミニマム級の王者となるべく、山本浩也との王座決定戦で判定勝ち。この勝利によって福原は日本ミニマム級の王者となり、2016年の初防衛戦では榮拓海に勝利し、成功裏に王座防衛を果たしました。続く防衛戦でも成功を続け、WBOランキングでも上昇を見せました。

WBO王座の獲得と正規王者になった経緯

2016年12月にはWBO世界ミニマム級暫定王座決定戦に挑戦し、モイセス・カジェロスとの戦いで見事判定勝利を収めました。これにより、福原は熊本の選手として初めて世界王者となる栄光を手にしました。

翌年、4月にはWBOから正式な王座認定を受け、その後の初防衛戦では残念ながら山中竜也に敗れ、王座を失ってしまいました。

王座陥落と引退

その後も福原はWBC世界ミニマム級王者との試合で苦戦を強いられ、2019年には引退を発表しました。彼の戦績は34戦21勝（7KO）、7敗、6分であり、特にミニマム級の選手として多くの人々にその名を知られる存在でした。

福原は私生活では2017年に長い交際を経て結婚したことも明かしており、そのプライベートな面でも注目を集めました。

獲得タイトル

福原辰弥の主なタイトルには、以下があります。

• - 第27代日本ミニマム級王座（防衛3）
• - WBO世界ミニマム級暫定王座（防衛0 = 正規王座に認定）
• - WBO世界ミニマム級王座（防衛0）

彼は2019年度のプロボクシング部門特別賞も受賞し、ボクシング界での彼の功績は高く評価されています。福原辰弥のキャリアを振り返ると、彼は日本のボクシング界において重要な存在であり続けた選手だったと言えます。

もう一度検索