福地建夫

福地建夫について

福地建夫は、1937年（昭和12年）12月2日に生まれた日本の海上自衛官です。第21代海上幕僚長という要職を歴任し、日本の防衛に大きく貢献しました。特筆すべきは、彼の父親である福地誠夫も海上自衛官であり、親子二代で横須賀地方総監を務めたという点です。この事実は、福地建夫のキャリアを語る上で非常に重要な要素となっています。

生い立ちと教育

福地建夫は東京都で生まれ、麻布高等学校を卒業しました。その後、防衛大学校に進学し、第5期生として卒業。この防衛大学校での経験が、彼の後のキャリアの基礎を築いたと言えるでしょう。

海上自衛隊でのキャリア

防衛大学校卒業後、海上自衛隊に入隊した福地建夫は、数々の重要な役職を歴任しました。初期には護衛艦「よしの」の艦長を務め、その後、第4護衛隊群司令、海上幕僚監部人事教育部長、舞鶴地方総監、横須賀地方総監などを歴任。

1994年（平成6年）には、第21代海上幕僚長に就任。海上自衛隊の最高責任者として、日本の防衛に尽力しました。

年譜

1961年（昭和36年）3月：防衛大学校卒業、海上自衛隊入隊
1976年（昭和51年）7月：2等海佐に昇任
1978年（昭和53年）3月：護衛艦「よしの」艦長に就任
1980年（昭和55年）7月：1等海佐に昇任
1981年（昭和56年）8月：海上幕僚監部防衛部運用課運用班長に就任
1984年（昭和59年）8月：第23護衛隊司令に就任
1985年（昭和60年）8月：海上幕僚監部人事教育部人事課長に就任
1986年（昭和61年）7月：海将補に昇任
1987年（昭和62年）8月：第4護衛隊群司令に就任
1988年（昭和63年）7月：海上幕僚監部総務部長に就任
1988年（昭和63年）12月：海上幕僚監部人事教育部長に就任
1991年（平成3年）3月：海将に昇任、第31代舞鶴地方総監に就任
1992年（平成4年）6月：海上自衛隊幹部学校長に就任
1993年（平成5年）3月：第29代横須賀地方総監に就任
1994年（平成6年）12月：第21代海上幕僚長に就任
1996年（平成8年）3月：退官

受章

福地建夫は、長年の功績が認められ、以下の勲章を受章しています。

1995年（平成7年）11月：レジオン・オブ・メリット・コマンダーを受章
2011年（平成23年）4月：瑞宝重光章を受章

これらの受章は、彼の海上自衛隊における貢献を如実に示しています。

まとめ

福地建夫は、海上自衛隊の要職を歴任し、日本の防衛に大きく貢献した人物です。特に、親子二代で横須賀地方総監を務めたという事実は、彼のキャリアを際立たせる重要な要素と言えるでしょう。彼の功績は、今日の日本の平和と安全に大きく寄与していると言えるでしょう。

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