福山市緑町公園屋内競技場(ローズアリーナ)
福山市緑町公園屋内競技場は、
広島県福山市の緑町公園内に位置する多目的な体育施設です。愛称は「ローズアリーナ」で、これはこの地域の市の花である
バラに由来しています。施設は
福山市が所有し、公益財団法人
福山市スポーツ協会が運営を担当しています。
施設の概要
この競技場は、季節に応じて異なる利用方法があります。夏季の6月から9月には、水深調整装置を備えた屋内
プールが開放され、冬季の10月から5月には床パネルを敷いてアリーナとして機能します。さらに、屋外には飛込
プールも併設されており、様々なスポーツイベントや活動に対応しています。
競技場は
1995年に開場し、その年の第71回日本選手権
水泳競技大会で初めて使用された際には、地元のスポーツシーンにおける重要な場所となりました。さらに
1996年には、ひろしま国体夏季大会の
水泳競技の主会場としても利用されました。
ローズアリーナは現在、
水泳以外にも
バレーボールのプレミアリーグや、
バスケットボールのWJBL、さらにはコンサートの開催地としても利用されており、地域にとって欠かせない交流の場となっています。
命名権の取得
2020年4月1日より、
福山通運が命名権を取得し、施設の正式な愛称が「
福山通運ローズアリーナ」に変更されました。この契約は2025年3月までの5年間で、年間契約料は1,000万円となっています。これにより、名実ともに地域に根付いた施設として期待されています。
管理施設と収容能力
ローズアリーナの収容人員
- - スタンド固定席:2,540席
- - 特別席:15席
- - 車椅子席:6席
- - アリーナ椅子席:2,300席
- - 日本水泳連盟公認の50mプール、9コース設置
- - プールのサイズ:50.02m×23.50m、水深は0mから2.1mの範囲で調整可能
- - 体育館のサイズ:70m×40m
- - 天井高:15mから19m
- - 日本水泳連盟公認のサイズ:22m×20m、水深5m
- - 飛込台の高さ:5m、7.5m、10m
- - 飛び板の高さ:1m、3m
所在地と交通アクセス
福山市緑町に位置し、所在地は「
広島県福山市緑町2-2」です。交通アクセスは便利で、JR
福山駅から
中国バスを利用することができます。具体的には、1番乗り場から数つの路線にアクセスでき、最寄りの停留所である「緑町」や「花園町」などで下車することができます。また、トモテツバスも利用可能で、循環バスが運行されています。
このように、
福山市緑町公園屋内競技場は、地域のスポーツ活動や文化イベントの中心地として重要な役割を果たしています。